音楽家/小説家/脚本家など幅広く活動するクリエイター・じん(自然の敵P)さんのマルチメディアプロジェクト「カゲロウプロジェクト」(通称・カゲプロ)。その権利を誰が有しているのか、注目を集めている。
じんさんのスタッフ公式Twitterは11月23日、「ファンの皆様から問い合わせ頂いております『カゲロウプロジェクト』の版権の所在に関しまして現在、所属しているARCH及びじんは詳細を認知しておりません」とツイート。
続けて「ご心配をおかけし、また、混乱を招いてしまい申し訳ありませんが、ご了承頂けますと幸いです」と投稿しており、版権を所持しているとみられる1stPLACEなどを含め、ファンを中心に様々な憶測が上がっている。
楽曲制作には、IA、初音ミクといったVOCALOIDを使ったボーカル音源を使用。「目」にまつわる不思議な能力を持つ「メカクシ団」のメンバーが、巻き起こる事件の謎を解いていく群像劇だ。
2011年からニコニコ動画で数々の楽曲を発表。それらを題材にじんさん自らが執筆した小説をはじめ、漫画、TVアニメなど、様々なメディアミックスが展開された。
楽曲が発表されるごとに明らかになっていく謎や物語、キャラクターなどが特徴で、2010年代、10代の若者を中心に爆発的な人気を集めた。じん「カゲロウデイズ」
当時じんさんはTwitterで、「10周年を記念して『音』と『絵』それぞれのクリエイターにカゲプロをリメイクしてもらうことになりました」と報告し、10周年企画「メカクシティリブート」の始動を発表。
「あの人やこの人がカゲロウを鮮烈にしてくれると思うので、どうぞお楽しみに」と呼びかけていた(外部リンク)。じん「チルドレンレコード(Re:boot)」
解決を試みているものの、「皆さんに応援していただいたことでプロジェクトも大変大きくなり、それに伴って、じん個人の考えだけでプロジェクトを動かすことが出来ない状況になっています」と現状を説明した(外部リンク)。
一方で、「自分はなにより、作品制作を再開できることを望んでいます」とコメント。「作品を楽しみに待って頂いている皆様には誠に申し訳ありません。待って頂いたことに報いることができるように、一層努めて参ります」と発表した。
以降、「カゲロウプロジェクト」関連は進展がない状態だったが2022年11月23日、冒頭で触れたスタッフ公式Twitterのツイートによって、改めて権利の所在が注目を集めている。
KAI-YOU.netではリップルコミュニティも問い合わせたところ、担当者不在。そのため現在、1stPLACEに対して、「『カゲロウプロジェクト』の権利の所在」「10周年および各種プロジェクトの遅延の背景」「リップルコミュニティについて」の3点を問い合わせている。
回答があり次第、改めて報告する。
じんさんのスタッフ公式Twitterは11月23日、「ファンの皆様から問い合わせ頂いております『カゲロウプロジェクト』の版権の所在に関しまして現在、所属しているARCH及びじんは詳細を認知しておりません」とツイート。
続けて「ご心配をおかけし、また、混乱を招いてしまい申し訳ありませんが、ご了承頂けますと幸いです」と投稿しており、版権を所持しているとみられる1stPLACEなどを含め、ファンを中心に様々な憶測が上がっている。
【お知らせ】
— じん Staff Official (@Jin_jin_shitayo) November 23, 2022
ファンの皆様から問い合わせ頂いております『カゲロウプロジェクト』の版権の所在に関しまして現在、所属しているARCH及びじんは詳細を認知しておりません。
ご心配をおかけし、また、混乱を招いてしまい申し訳ありませんが、ご了承頂けますと幸いです。
楽曲・小説・漫画・アニメ、じんが手がける「カゲプロ」
「カゲロウプロジェクト」は、アーティスト/クリエイターのじんさんが原作・原案を手がけるマルチメディアプロジェクト。キャラクター原案・デザインはイラストレーター/映像作家のしづさんが担当している。楽曲制作には、IA、初音ミクといったVOCALOIDを使ったボーカル音源を使用。「目」にまつわる不思議な能力を持つ「メカクシ団」のメンバーが、巻き起こる事件の謎を解いていく群像劇だ。
2011年からニコニコ動画で数々の楽曲を発表。それらを題材にじんさん自らが執筆した小説をはじめ、漫画、TVアニメなど、様々なメディアミックスが展開された。
楽曲が発表されるごとに明らかになっていく謎や物語、キャラクターなどが特徴で、2010年代、10代の若者を中心に爆発的な人気を集めた。
10周年には「カゲプロ」リブート企画も始動
2021年4月には10周年を記念して、プロジェクトのオープニングソングとも言ってもいい「チルドレンレコード」のリブート版を公開。当時じんさんはTwitterで、「10周年を記念して『音』と『絵』それぞれのクリエイターにカゲプロをリメイクしてもらうことになりました」と報告し、10周年企画「メカクシティリブート」の始動を発表。
「あの人やこの人がカゲロウを鮮烈にしてくれると思うので、どうぞお楽しみに」と呼びかけていた(外部リンク)。
権利関係の調整が長期化、10周年企画が遅延
しかし同年8月、じんさんは公式サイトを更新。権利関係の調整の長期化を理由に、「メカクシティリブート」や「以前から企画を進めていた『No.9』、並びに『新章』の制作」が、進められない状態であると報告。解決を試みているものの、「皆さんに応援していただいたことでプロジェクトも大変大きくなり、それに伴って、じん個人の考えだけでプロジェクトを動かすことが出来ない状況になっています」と現状を説明した(外部リンク)。
一方で、「自分はなにより、作品制作を再開できることを望んでいます」とコメント。「作品を楽しみに待って頂いている皆様には誠に申し訳ありません。待って頂いたことに報いることができるように、一層努めて参ります」と発表した。
以降、「カゲロウプロジェクト」関連は進展がない状態だったが2022年11月23日、冒頭で触れたスタッフ公式Twitterのツイートによって、改めて権利の所在が注目を集めている。
1stPLACE? リップルコミュニティ? 「カゲプロ」の権利
SNS上では、商標登録している1stPLACE、もしくは会社の公式サイトに「メディア・版権事業」として「カゲロウプロジェクト」を掲載している株式会社リップルコミュニティとの調整が、難航しているのでは?という指摘が上がっている。 「カゲロウプロジェクト」の権利関係について、改めてじんさんのマネジメントを担当しているARCH(アーチ株式会社)に問い合わせたところ、じんさん公式スタッフTwitterと同様、「版権の所在について詳細を認知してない」との回答だった。KAI-YOU.netではリップルコミュニティも問い合わせたところ、担当者不在。そのため現在、1stPLACEに対して、「『カゲロウプロジェクト』の権利の所在」「10周年および各種プロジェクトの遅延の背景」「リップルコミュニティについて」の3点を問い合わせている。
回答があり次第、改めて報告する。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:9398)
カゲロウプロジェクトの版権問題について知りたくなり、当記事を読んだが分かりやすくまとまっていて助かった。