「ラップとミステリーは似てる」ハハノシキュウの新作小説『オルタナティブ・ラブ』

「ラップとミステリーは似てる」ハハノシキュウの新作小説『オルタナティブ・ラブ』
「ラップとミステリーは似てる」ハハノシキュウの新作小説『オルタナティブ・ラブ』

ハハノシキュウさんの新作ミステリ小説『オルタナティブ・ラブ』(10月12日発売)

ラッパー・ハハノシキュウさんによるミステリ小説『オルタナティブ・ラブ』(星海社FICTIONS)が、10月12日(水)に刊行される。価格は1540円(税込)。

KAI-YOU PremiumでMCバトルコラムの連載イベントレポートを担当してきた著者からの独占コメントも到着した。

ハハノシキュウ独占コメントと本編のあらすじ

ハハノシキュウさんのコメント
ラップとミステリーは似ております。韻律として機能していない歌詞を可能な限り最小限にとどめ、ほとんどの母音子音がなんらかの機能を持っているものを理想としています。ミステリーも同じように謎解きの仕掛けとして機能している言葉の集合体です。無駄な描写が一切なく、全てに意味がある。そんなミステリーが理想とされています。僕はこの“オルタナティブ・ラブ”の中で可能な限り韻を踏む努力をしました。そのせいでたくさんの人が死にました。だから、この小説の犯人は“韻”と言ってもいいかもしれません。ただ、僕の技術不足のため“韻”があまり踏めていなかったなら犯人は他にいるということになります。その真犯人が一体誰なのか? 小説を買って確かめていただければこの上なく幸いです

『オルタナティブ・ラブ』内容紹介
「南小出身。黛真夏。このクラスに人殺しがいたら、私が友達になってやる」
黛真夏の出現により、僕と一年A組の日常は壊れ始めた。
「自殺ダイエット事件」「スターシード殺人事件」「恋愛探偵殺人事件」……殺人者を嗜好する少女と彼女に惹かれる僕が遭遇する事件、事件、事件!

異才のラッパーが僕たちに仕掛ける青春ミステリ!

ラッパー、小説家として活躍するハハノシキュウ

ハハノシキュウさんは、青森県弘前市出身のラッパー。顔を覆う長髪と舌鋒鋭いラップで存在感を見せ、数々のMCバトル大会で活躍してきた。

小説家でもあり、『ワールド・イズ・ユアーズ』(2019年)と『ビューティフル・ダーク』(2020年)をこれまでに発表している(2013年には処女作品集『リップクリームを絶対になくさない方法』を発表)。

新作の『オルタナティブ・ラブ』は、星海社が“令和の新本格ミステリ・カーニバル”と銘打ったミステリ小説シリーズの1作。

6月に刊行された柴田勝家さんの『メイド喫茶探偵 黒苺フガシの事件簿』など、3作が名を連ねた第1弾に続くシリーズ第2弾となる。

小説家の中でも常々影響を受けてきたことを公言してきた佐藤友哉さんによる新作小説『少年探偵には向かない事件』、そして宮田眞砂さんの『ビブリオフィリアの乙女たち』と共に10月12日から書店に並ぶ。
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