KAI-YOU PremiumでMCバトルコラムの連載やイベントレポートを担当してきた著者からの独占コメントも到着した。
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発売日:2022年10月13日
単行本(ソフトカバー):320ページ
ISBN-10:4065297079
ISBN-13:978-4065297070
ハハノシキュウ独占コメントと本編のあらすじ
ハハノシキュウさんのコメント
ラップとミステリーは似ております。韻律として機能していない歌詞を可能な限り最小限にとどめ、ほとんどの母音子音がなんらかの機能を持っているものを理想としています。ミステリーも同じように謎解きの仕掛けとして機能している言葉の集合体です。無駄な描写が一切なく、全てに意味がある。そんなミステリーが理想とされています。僕はこの“オルタナティブ・ラブ”の中で可能な限り韻を踏む努力をしました。そのせいでたくさんの人が死にました。だから、この小説の犯人は“韻”と言ってもいいかもしれません。ただ、僕の技術不足のため“韻”があまり踏めていなかったなら犯人は他にいるということになります。その真犯人が一体誰なのか? 小説を買って確かめていただければこの上なく幸いです
『オルタナティブ・ラブ』内容紹介
「南小出身。黛真夏。このクラスに人殺しがいたら、私が友達になってやる」
黛真夏の出現により、僕と一年A組の日常は壊れ始めた。
「自殺ダイエット事件」「スターシード殺人事件」「恋愛探偵殺人事件」……殺人者を嗜好する少女と彼女に惹かれる僕が遭遇する事件、事件、事件!
異才のラッパーが僕たちに仕掛ける青春ミステリ!
ラッパー、小説家として活躍するハハノシキュウ
ハハノシキュウさんは、青森県弘前市出身のラッパー。顔を覆う長髪と舌鋒鋭いラップで存在感を見せ、数々のMCバトル大会で活躍してきた。小説家でもあり、『ワールド・イズ・ユアーズ』(2019年)と『ビューティフル・ダーク』(2020年)をこれまでに発表している(2013年には処女作品集『リップクリームを絶対になくさない方法』を発表)。
新作の『オルタナティブ・ラブ』は、星海社が“令和の新本格ミステリ・カーニバル”と銘打ったミステリ小説シリーズの1作。
6月に刊行された柴田勝家さんの『メイド喫茶探偵 黒苺フガシの事件簿』など、3作が名を連ねた第1弾に続くシリーズ第2弾となる。
小説家の中でも常々影響を受けてきたことを公言してきた佐藤友哉さんによる新作小説『少年探偵には向かない事件』、そして宮田眞砂さんの『ビブリオフィリアの乙女たち』と共に10月12日から書店に並ぶ。
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¥1,320
孤島×館×密室×ひと夏のボーイミーツガール!
大財閥・入来院(いりきいん)家の支配する薄荷島に招待された小学生・すばるは、ふつうを嫌う入来院家の令嬢・鈴音に出会う。
彼女のもとには誘拐の予告状が届いていた。
やがて、予告されたとおりに鈴音はさらわれてしまう。衆人環視のなか、塔の頂上から、忽然と。
一体なぜ? そして、どうやって?
鈴音を救うため、すばるは200年前、13年前、そしていま、入来院家で繰り返される密室人間消失の謎に挑む!
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¥1,540
図書部員の文詠は、本からそれを読んだ誰かの記憶を読み取るサイコメトリーの持ち主。
彼女はいつも本が読めない幼馴染の花奏に物語を朗読し、記憶に秘められた謎を解いてもらっていた。
あの日、図書館で文詠が遭遇したのは、絵本に遺された“黒いコートの男”とそれに“撃ち殺される私”を幻視した不可解な誰かの記憶。
日本童話文学から次々と現れる“黒いコートの男”の正体と、それを幻視した読者は誰なのか?
やがて学園で発生する、“黒いコートの男”による刺傷事件。
森鴎外『舞姫』と宮沢賢治『春と修羅』を繋ぐ罪と罰の解読から、文詠と花奏は悲劇の真相へと迫るーー
読書感応(サイコメトラー)の文学少女×識字障害(ディスレクシア)の探偵少女が本に秘められた謎を追う、学園ビブリオミステリ!
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