激動のバーチャルYouTuberシーン(VTuber)において新たな波を生み出し、いまや最大グループの1つとして君臨するバーチャルライバーグループ「にじさんじ」。待望の大型イベント「にじさんじフェス2022」が幕張メッセで10月1日から2日に開催された。
その前夜祭として行われた「にじさんじ 4th Anniversary LIVE『FANTASIA』Day1」は、本来2022年1月に開催されるはずだったライブの振替公演。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴ったやむない中止から半年以上の時を経ての開催が、グループ史上最大規模のイベントのオープニングを飾るというドラマチックな流れを受け、現地観覧チケットは完売。配信で参加するファンたちも含めて当日のTwitterトレンドを大いに賑わすほどの大熱狂を巻き起こした。
月ノ美兎さん、樋口楓さん、笹木咲さん、椎名唯華さん、相羽ういはさん、夜見れなさん、戌亥とこさん、白雪巴さんという人気ライバー8人が繰り広げた夢のステージの模様をレポートする。
【画像】「にじさんじ 4th Anniversary LIVE『FANTASIA』Day1」ステージ写真
学校帰りの制服高校生に、会社帰りのスーツのサラリーマン。各ライバーゆかりのアイテムをワンポイント添えたファッショニスタに、痛バッグを携えた強火ファンたちまで様々な人々が集い、地球上ここでしか在りえないようなファン層のるつぼっぷりを感じさせられていると、樋口楓さんによる影アナで注意事項が伝えられる。
淡々とした調子で読み終えると「ノーミス! よっしゃぁ! みんな楽しんでってなー!」と音割れ寸前の雄叫びを上げて会場のボルテージが一気に引き上げられたところで、いよいよ祝祭の幕が上がる。 カウントダウンから始まった1曲目は『Virtual to LIVE』。にじさんじ1周年を記念してつくられ、数々のライブで披露されてきたメモリアルな楽曲が4周年ライブの1曲目に披露されるというあまりにドラマチックな展開に、早くもフロアのテンションは最高潮。 今回のために制作された共通衣装で登場した8人はマイクリレーで歌声と思いを繋ぎ、それぞれの個性を爆発させながら、これぞにじさんじを見せつけて最高のオープニングを飾った。 初っ端から目頭を熱くさせるステージを披露したかと思えば、8人でわちゃわちゃとしゃべり始めて一気に空気が和む。月ノ美兎委員長の「起立!気をつけ!」をはじめとした各々の定番フレーズと共に軽く自己紹介を済ませたところで次なる曲へ。 2曲目は笹木咲さんのソロで、DECO*27さんによる『シンデレラ』カバー。生バンドが生み出す大迫力のサウンドに負けじと、キュートな歌声で健気な乙女の恋心を歌い上げる。小さい体を振り回してフロアをピンクに染め上げると、最後はウインクでキメてあざといまでの可愛さを振り撒いた。
「ばいばい さようなら」と最後のフレーズを歌いきり「じゃ、終わりまーす」とステージを去ろうとするがもちろんそんなわけにはいかない。樋口楓さんも再び登場して、2人でゆるゆるとMC開始。「こんなに踊ると思ってなかった」と序盤ブロックを振り返りつつ、互いのパフォーマンスを褒め合った。
続いては樋口楓さんのオリジナル曲『イロドレ・ファッショニスタ!』。 グルーヴィなサウンドに乗せて伸びやかな歌声を響かせると、ステージ上からフロアのペンライトまでオレンジ一色に。ライブ経験の豊富さを確かに感じさせる堂々たる歌唱を披露し、ネオンを背景にクラップまで煽ってステージをエンジョイし尽くす。 月ノ美兎さん、夜見れなさん、白雪巴さんが放った次なる曲は『アオノショウドウ』。 直前のパフォーマンスとは異なるシリアスな表情の月ノさんと夜見さんに、大人のオーラを纏う白雪さんが合わさり、スペシャルなライブにふさわしい化学反応を巻き起こす。ステージ上では火花も飛び散り、それぞれが強固なアーティスト性をスパークさせてオーディエンスの度肝を抜いた。
その前夜祭として行われた「にじさんじ 4th Anniversary LIVE『FANTASIA』Day1」は、本来2022年1月に開催されるはずだったライブの振替公演。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴ったやむない中止から半年以上の時を経ての開催が、グループ史上最大規模のイベントのオープニングを飾るというドラマチックな流れを受け、現地観覧チケットは完売。配信で参加するファンたちも含めて当日のTwitterトレンドを大いに賑わすほどの大熱狂を巻き起こした。
月ノ美兎さん、樋口楓さん、笹木咲さん、椎名唯華さん、相羽ういはさん、夜見れなさん、戌亥とこさん、白雪巴さんという人気ライバー8人が繰り広げた夢のステージの模様をレポートする。
【画像】「にじさんじ 4th Anniversary LIVE『FANTASIA』Day1」ステージ写真
目次
これぞにじさんじ
巨大なステージに見るからに光り輝きそうなセットたち、頭上を走るワイヤーを伝って移動するカメラと、超大型ライブにふさわしい光景が広がるが、耳に入ってくるのはなんとも穏やかなBGM。配信前の待機画面でよく聞くフリー音源が流れ、絶妙にいつもの配信を楽しむ時のテンションへと誘おうとするが、ここは国内最大級のイベントスペース・幕張メッセだ。学校帰りの制服高校生に、会社帰りのスーツのサラリーマン。各ライバーゆかりのアイテムをワンポイント添えたファッショニスタに、痛バッグを携えた強火ファンたちまで様々な人々が集い、地球上ここでしか在りえないようなファン層のるつぼっぷりを感じさせられていると、樋口楓さんによる影アナで注意事項が伝えられる。
淡々とした調子で読み終えると「ノーミス! よっしゃぁ! みんな楽しんでってなー!」と音割れ寸前の雄叫びを上げて会場のボルテージが一気に引き上げられたところで、いよいよ祝祭の幕が上がる。 カウントダウンから始まった1曲目は『Virtual to LIVE』。にじさんじ1周年を記念してつくられ、数々のライブで披露されてきたメモリアルな楽曲が4周年ライブの1曲目に披露されるというあまりにドラマチックな展開に、早くもフロアのテンションは最高潮。 今回のために制作された共通衣装で登場した8人はマイクリレーで歌声と思いを繋ぎ、それぞれの個性を爆発させながら、これぞにじさんじを見せつけて最高のオープニングを飾った。 初っ端から目頭を熱くさせるステージを披露したかと思えば、8人でわちゃわちゃとしゃべり始めて一気に空気が和む。月ノ美兎委員長の「起立!気をつけ!」をはじめとした各々の定番フレーズと共に軽く自己紹介を済ませたところで次なる曲へ。 2曲目は笹木咲さんのソロで、DECO*27さんによる『シンデレラ』カバー。生バンドが生み出す大迫力のサウンドに負けじと、キュートな歌声で健気な乙女の恋心を歌い上げる。小さい体を振り回してフロアをピンクに染め上げると、最後はウインクでキメてあざといまでの可愛さを振り撒いた。
「君の未来を明るく照らすなんて お茶の子さいさいさい」
一転、深い青に染まった会場にレーザーが飛び交うと樋口楓さん、相羽ういはさん、白雪巴さんによる『Shocking Party』へ。 「ラブライブ!」愛が強い3人によって、本編におけるライバルユニット「A-RISE」の楽曲がカバーされるという意外な展開だったが、腹の底まで響く極上のEDMサウンドと3人の鋭い歌声の相性は抜群。立体的なフォーメーションも難なくこなして、幕張メッセをレイヴ会場に変貌させる。 続く4曲目は椎名唯華さんと夜見れなさんによる、ボカロP・キノシタさんの『エライエライエライ!』カバー。 先輩たる椎名さんを後輩の夜見さんが甘やかしまくるという普段の配信でもおなじみの流れを、満員のライブステージでも繰り広げ、2人だけの世界観で会場をトリップさせた。 不思議なポーズのシルエットが映し出されると、つづいては月ノ美兎さんの『サクラあっぱれーしょん』。 でんぱ組.inc節全開の電波ソングを歌い上げる姿はまさしく水を得た魚の如し。今に続くにじさんじの未来を切り開いた元1期生にして、多くの人々の心を惹きつけて離さないバーチャルアイドルが「君の未来を明るく照らすなんて お茶の子さいさいさい」と歌う姿はもう反則級に感動的だ。 投げかけた桜吹雪がフロアにまで届くという天晴れな演出も相まって、祝祭感は極限にまで高められた。「ばいばい さようなら」と最後のフレーズを歌いきり「じゃ、終わりまーす」とステージを去ろうとするがもちろんそんなわけにはいかない。樋口楓さんも再び登場して、2人でゆるゆるとMC開始。「こんなに踊ると思ってなかった」と序盤ブロックを振り返りつつ、互いのパフォーマンスを褒め合った。
続いては樋口楓さんのオリジナル曲『イロドレ・ファッショニスタ!』。 グルーヴィなサウンドに乗せて伸びやかな歌声を響かせると、ステージ上からフロアのペンライトまでオレンジ一色に。ライブ経験の豊富さを確かに感じさせる堂々たる歌唱を披露し、ネオンを背景にクラップまで煽ってステージをエンジョイし尽くす。 月ノ美兎さん、夜見れなさん、白雪巴さんが放った次なる曲は『アオノショウドウ』。 直前のパフォーマンスとは異なるシリアスな表情の月ノさんと夜見さんに、大人のオーラを纏う白雪さんが合わさり、スペシャルなライブにふさわしい化学反応を巻き起こす。ステージ上では火花も飛び散り、それぞれが強固なアーティスト性をスパークさせてオーディエンスの度肝を抜いた。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:9602)
チクタクMazikaるアイドルタイム懐っ