VShojoが行った資金調達は、スタートアップ企業などへの投資を行うAnthos Capitalを筆頭にGFR Fund、Green Bay Venturesなどのベンチャーキャピタルファンドが参加している。
アメリカ初のVTuberエージェンシー・VShojo
VShojoは、クリエイターファーストを掲げるアメリカ初のVTuberエージェンシー。配信サービス・Twitchの創設メンバーでもあるJustin Ignacioさんとミーム動画の制作者でもあるPhillip "MowtenDoo" Fortunatさんによって2020年に設立された。
同エージェンシーには初期メンバーとして、先日、31日にも及ぶチャレンジによってTwitchのフォロワー数100万人を達成したアイアンマウス(Ironmouse)さんや、YouTubeのチャンネル登録者数140万人を誇るニャターシャ・ニャンナーズ(Nyatasha Nyanners)さんらが所属している。
また、資金調達によって得た資金は、採用強化やクリエイターがメンタルヘルスケアサービスを受けられるよう支援を行う非営利団体・Rise Above The Disorder(RAD)のスポンサーとなり、クリエイター支援を行うことに使用される予定となっている。
採用面では、コンテンツ製作の幅を広げ、ブランドの強化を行うための人員や、携帯型アウトドア配信装置「IRL Backpack」の新モデル導入を含むライブ配信技術のイノベーションを目指すエンジニアの増員を行うことが明かされている。
創業者も「VTuberの成長を飛躍させる準備が整った」とコメント
KAI-YOU Premiumは2021年に、Justin IgnacioさんへVShojoの設立に関するインタビューを実施。その中でJustinさんは、日本に住んでいた際にVTuberシーンがの盛り上がりを目撃し、アメリカでも同じことが起こせるのではとエージェンシー設立に向けて動き出していったことや、VTuberはインターネット上のストリーミングや動画コンテンツの未来を担っていく存在となると感じていると語ってくれている。
また、VShojoがタレントへ行うサポートについては、「私たちエージェンシーがタレントに提供しているのは、私たちが所有するネットワークとサポートです」とコメント。
クリエイターが好きなことで生計を立てられるように支援することに主眼を置き、個人ではなかなか手が回らないグッズの制作や、楽曲制作のサポートなど、タレントが所属するメリットをできるだけ多く提供できるようにサポートしていくとしていた。
Justinさんは今回の資金調達に際して「VTuberという新たな文化で活動する才能ある人々の成長を飛躍させるための準備が整いました。」とコメントしている。
Justin Ignacioさんコメント全文
VTuberはコンテンツクリエイター業界の未来です。キャラクターをペルソナとして置くことにより従来のインフルエンサーモデルと比較し、よりアクセシビリティがあり、コンテンツ製作においての高い拡張性が実現ができます。VTuber技術が一般に受け入れられることによりそれは加速されるでしょう。
Anthos Capitalをリードとした本ラウンドの資金調達でVShojoは技術革新、より強力なプロモーション、コンテンツ製作サポートの強化が可能になります。VTuberという新たな文化で活動する才能ある人々の成長を飛躍させるための準備が整いました。
バーチャルYouTuberと世界
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