小島秀夫、文部科学大臣賞 受賞『DEATH STRANDING』の作家性を評価

小島秀夫、文部科学大臣賞 受賞『DEATH STRANDING』の作家性を評価

小島秀夫さん/画像はコジマプロダクション公式Twitterから

POPなポイントを3行で

  • 小島秀夫が「芸術選奨 文部科学大臣賞」受賞
  • 『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』を評価
  • コジマプロダクションの第一作
メタルギア」シリーズなどで知られるゲームデザイナー・小島秀夫さんが、「令和3年度(第72回)芸術選奨 文部科学大臣賞」を受賞したことが発表された。

小島秀夫さんが設立したスタジオ・コジマプロダクション(KOJIMA PRODUCTIONS)の第1弾タイトルとして発売されたゲーム『DEATH STRANDING』のディレクターズカット版の成果を対象としての受賞となる。

3月15日(火)には、都内ホテルにて贈呈式も執り行われる予定だ。

作家性が評価された『DEATH STRANDING』

小島秀夫さんは、コナミで「メタルギア」シリーズなどのヒット作を手がけたゲームクリエイター。

2015年にコナミを退社するとコジマプロダクションを設立。2019年には配達をテーマにしたアクションゲーム『DEATH STRANDING』を発売した。

リアルな山岳の風景やその勾配、道の荒れ方が配達の難易度を左右するなど、ストーリーだけでなくゲームデザイン自体が「人にものを届けること」にフォーカスしており、高い評価を獲得。

「The Game Awards 2019」ではBest Game DirectionやBest Score/Music、Best Performanceなどの賞を受賞している。
DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT ファイナル・トレーラー
文化庁公式サイトでは、贈賞理由として「1987年の『メタルギア』から一貫して、既存のセオリーを超えるゲームでありながらゲームでのみ可能な方法で世界を示し続けてきた小島秀夫氏だからこそ到達できた境地である」と、『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』の評価が記載されている。

小島秀夫さんへの贈賞理由全文
「DEATH STRANDING」は、規模の大きさ、作り込みの深さ、クオリティの高さは、もちろんだが、その上で作家性が発揮された「顔」の見える作品であることに感動するのだ。大災厄によって崩壊したアメリカを舞台に「運び屋」となって分断された社会を繋(つな)げていくというミッションと、オープンワールド上で見えない誰かと間接的に協力するメカニクス。インタラクションのダイナミズムを、戦いではなく、繋がり(ストランド)によって体現させた。1987年の「メタルギア」から一貫して、既存のセオリーを超えるゲームでありながらゲームでのみ可能な方法で世界を示し続けてきた小島秀夫氏だからこそ到達できた境地である。 小島秀夫さんへの贈賞理由 文化庁公式サイトより

おめでとうございます!

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