小島秀夫が選ぶ、2023年のミステリー小説13選 全国書店でフェア開催

小島秀夫が選ぶ、2023年のミステリー小説13選 全国書店でフェア開催
小島秀夫が選ぶ、2023年のミステリー小説13選 全国書店でフェア開催

小島秀夫さん/画像はコジマプロダクション公式サイトより

フェア「ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン」が、全国の主要書店で12月上旬より開催される。

メタルギア」シリーズで知られるゲームクリエイター・小島秀夫さんが、2023年に一番面白かったミステリー作品を選出。

開催店舗でフェア対象商品を購入すると、アートディレクター・新川洋司さん描き下ろしフェアオリジナル栞のプレゼントキャンペーンも開催される。

目次

ゲームクリエイター・小島秀夫とは

小島秀夫さんは、コジマプロダクションの代表をつとめるゲームクリエイター。

戦闘を避け、隠れながら任務を達成していく“ステルスアクション”ゲーム「メタルギア」シリーズなどのヒット作品を手がけてきた。

2015年にコナミを退社するとコジマプロダクションを設立。2019年に発表した配達をテーマとするアクションゲーム『DEATH STRANDING』では、その作家性を評価され、文部科学大臣賞を受賞した。

そんな小島秀夫さんは、映画やミステリー小説に造詣が深く、自身のXでは様々な作品を紹介している。
「ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン」発表の様子
その年に一番面白かったミステリー作品を選出する「ヒデミス!」は2021年に初開催。今回で3年目を迎える。例年は12作品がピックアップされるが、今回はしぼりきれず、13作品が選出された。

『頬に哀しみを刻め』S・A・コスビー/加賀山卓朗=訳

『頬に哀しみを刻め』/画像はすべて早川書房noteより

ハーパーコリンズ・ジャパンが出版する『頬に哀しみを刻め』。

アメリカのミステリー文学賞であるエドガー賞長篇賞最終候補作となった。

『踏切の幽霊』高野和明

『踏切の幽霊』

文藝春秋が出版する『踏切の幽霊』は、1994年の東京・下北沢を舞台とした幽霊小説。第169回直木賞候補作となった。

『ジェノサイド』(角川書店)で知られる高野和明さんによる11年ぶりの新作としても注目を集めた。

『ミン・スーが犯した幾千もの罪』トム・リン/鈴木美朋=訳

『ミン・スーが犯した幾千もの罪』

集英社が出版する『ミン・スーが犯した幾千もの罪』は、25歳のトム・リンさんのデビュー作。

アメリカ図書館協会が主催するアンドリュー・カーネギー・メダルを受賞した。

『卒業生には向かない真実』ホリー・ジャクソン/服部京子=訳

『卒業生には向かない真実』

東京創元社が出版する『卒業生には向かない真実』。

「このミステリーがすごい!2022年版」海外編にて第2位を獲得した『自由研究には向かない殺人』と、続編『優等生は探偵に向かない』に続く3部作の完結編。

『この密やかな森の奥で』キミ・カニンガム・グラント/山﨑美紀=訳

『この密やかな森の奥で』

二見書房が出版する『この密やかな森の奥で』。

過去にある罪を犯した元軍人のクーパーが築き上げてきたが、連続して起こる事件を境に、静かな生活が少しずつ崩れ始めていく。

『トゥルー・クライム・ストーリー』ジョセフ・ノックス/池田真紀子=訳

『トゥルー・クライム・ストーリー』

新潮社が出版する『トゥルー・クライム・ストーリー』は、「マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ」シリーズを手がけるジョセフ・ノックスさん初となる単発物。

作家・イヴリンが忘れ去られつつある事件の取材を開始すると、作家仲間であるジョセフ・ノックスにアドバイスを仰ぐ。

渦巻いていく事件の謎と、複雑な人間関係に「作者」も関わりだし、誰ひとり信頼できる者のいないサスペンス・ノワール。

『ナイフをひねれば』アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭=訳

『ナイフをひねれば』

コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作長編『シャーロック・ホームズ 絹の家』などを手掛けるアンソニー・ホロヴィッツさんによる「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズ。

東京創元社によって出版されている。

著者・アンソニー・ホロヴィッツが殺人容疑で逮捕されるという事件から始まる物語。

『怪獣保護協会』ジョン・スコルジー/内田昌之=訳

『怪獣保護協会』

『怪獣保護協会』は早川書房が出版する、アメリカ発の怪獣小説。

「老人と宇宙」シリーズで知られるアメリカSF界の第一人者のジョン・スコルジーさんによって怪獣映画愛が注ぎ込まれた作品。

『わたしたちの怪獣』久永実木彦

『わたしたちの怪獣』

『わたしたちの怪獣』は東京創元社が出版する、全4編を収録した短編集。

表題となる「わたしたちの怪獣」は、短編として初の日本SF大賞候補作となった。

『グレイラットの殺人』M・W・クレイヴン/東野さやか=訳

『グレイラットの殺人』

早川書房が出版する『グレイラットの殺人』。

英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作『ストーンサークルの殺人』から始まる「ワシントン・ポー」シリーズの第4作。

『生存者』アレックス・シュルマン/坂本あおい=訳

『生存者』

早川書房が出版する『生存者』は、過去と現在が交差する家族の物語。

小島秀夫さんは「描写がシンプルで読みやすいが、深みがある」と語っている。

『真珠湾の冬』ジェイムズ・ケストレル/山中朝晶=訳

『真珠湾の冬』

早川書房が出版する『真珠湾の冬』は、エドガー賞最優秀長篇賞を受賞した。

太平洋戦争の最中、ハワイで起きた白人男性と日本人女性の惨殺事件を追う刑事の物語。

『ニューヨーク・タイムズ』を筆頭に、各書評誌紙で年間ベストミステリに選出された。

『8つの完璧な殺人』ピーター・スワンソン/務台夏子=訳

『8つの完璧な殺人』

『8つの完璧な殺人』は、東京創元社が出版するミステリー。

『そしてミランダを殺す』(東京創元社)を手がけたピーター・スワンソンさんによって、名作ミステリーをオマージュした物語が展開される。

「ヒデミス!2023」購入者特典は新川洋司さん描き下ろしの栞

2023年は特別に、開催店舗にてフェア対象商品を購入すると、コジマプロダクションのアートディレクター・新川洋司さん描き下ろしデザインの「ヒデミスフェアオリジナル栞」がプレゼントされる。

「ヒデミス!2023」購入者特典

フェアは12月上旬より順次スタートしていく(外部リンク)。
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イベント情報

ヒデミス!2023 開催店舗一覧

※フェアは12月上旬より順次スタートとなります
※開催店舗は順次増える予定です

〈北海道〉
未来屋書店 発寒店

〈青森県〉
ジュンク堂書店 弘前中三店

〈岩手県〉
さわや書店 フェザン店

〈宮城県〉
未来屋書店 新利府南館店
ブックスなにわ 多賀城店

〈秋田県〉
ジュンク堂書店 秋田店
未来屋書店 秋田店

〈山形県〉
宮脇書店 ヨークタウン成沢店

〈福島県〉
ジュンク堂書店 郡山店

〈茨城県〉
未来屋書店 つくば店
ACADEMIA イーアスつくば店

〈埼玉県〉
ジュンク堂書店 大宮高島屋店
須原屋 武蔵浦和店
未来屋書店 羽生店
ツタヤブックストア グランエミオ所沢
未来屋書店 上尾店

〈千葉県〉
精文館書店 おゆみ野店
堀江良文堂書店 松戸店
ときわ書房 本店
丸善 津田沼店

〈東京都〉
書泉ブックタワー
文教堂書店 広尾店
くまざわ書店 ダイバーシティ東京プラザ店
未来屋書店 碑文谷店
八雲堂書店
紀伊國屋書店 新宿本店
ジュンク堂書店 池袋本店
啓文堂書店 吉祥寺店
ブックスルーエ
八重洲ブックセンター IY武蔵境店
博文堂書店 田無店

〈神奈川県〉
有隣堂 アトレ川崎店
丸善 ラゾーナ川崎店
有隣堂 本店
ジュンク堂書店 藤沢店
未来屋書店 相模原店

〈新潟県〉
知遊堂 上越国府店

〈富山県〉
喜久屋書店 高岡店
文苑堂書店 新湊店
BOOKSなかだ 魚津店

〈山梨県〉
未来屋書店 甲府昭和店

〈長野県〉
MARUZEN 松本店
宮脇書店 松本店

〈岐阜県〉
カルコス 穂積店

〈愛知県〉
紀伊國屋書店 mozo ワンダーシティ店
精文館書店 新豊田店
精文館書店 尾張一宮店

〈大阪府〉
ジュンク堂書店 大阪本店
紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
紀伊國屋書店 梅田本店
ジュンク堂書店 天満橋店
ジュンク堂書店 上本町店
田村書店 千里中央店

〈兵庫県〉
喜久屋書店 神戸学園都市店

〈奈良県〉
喜久屋書店 橿原店

〈岡山県〉
啓文社 岡山本店
喜久屋書店 倉敷店

〈広島県〉
ジュンク堂書店 広島駅前店

〈徳島県〉
カルチャーシティ平惣 阿南センター店

〈香川県〉
宮脇書店 総本店

〈福岡県〉
ジュンク堂書店 福岡店
BOOKINN金進堂 原田店
アシーネ マリナタウン店

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