また国内で最も再生されたK-POP楽曲トップ10に、長期休暇を発表したばかりのBTSの楽曲が8つランクインする圧巻の結果となっている。
海外で人気だった日本のアーティストTOP10
国内でもチャートを席巻し続けているYOASOBI、遊郭編が放送・配信開始されたばかりのアニメ『鬼滅の刃』に彩りを添えるLiSAさん、アニメ『呪術廻戦』のOPテーマにして海外で最も再生された日本アーティストの楽曲1位となった「廻廻奇譚」が鮮烈なEveさんが、2021年に海外で最も再生された日本のアーティストTOP3となった。海外で最も再生された日本のアーティスト(敬称略)
1.YOASOBI
2.Lisa
3.Eve
4.澤野弘之
5.Linked Horizon
6.久石 譲
7.RADWIMPS
8.ONE OK ROCK
9.たかやん
10.米津玄師
続く4位の澤野弘之さんと5位のLinked Horizonは、アニメ『進撃の巨人』の音楽面で多大な貢献を果たした作曲家とアーティスト。澤野弘之さんは劇中BGMの多くを手がけ、Linked Horizonは言わずもがな、1期の伝説的なOPテーマ「紅蓮の弓矢」や2期OPテーマ「心臓を捧げよ!」を手がけている。
この後には久石譲さん、RADWIMPS、ONE OK ROCK、米津玄師さんと錚々たるアーティストが並ぶが、そのなかで異色なのが9位のたかやんさん。
ネットラップシーンから台頭した気鋭のラッパーで、そのスキルと楽曲制作能力の高さ、そして若い女性の共感を呼ぶ異質な楽曲群で注目を浴びている。
海外で人気だった日本アーティストの楽曲TOP10
上記「海外で最も再生された日本のアーティスト」でTOP3だったアーティストたちがここでも上位を独占。海外で最も再生された日本のアーティストの楽曲(敬称略)
1.廻廻奇譚/Eve
2.紅蓮華/LiSA
3.夜に駆ける/YOASOBI
4.unravel/TK from 凛として時雨
5.心臓を捧げよ!/Linked Horizon
6.Tokyo Drift (Fast & Furious) - From "The Fast And The Furious: Tokyo Drift" Soundtrack/Teriyaki Boyz
7.Black Catcher/ビッケブランカ
8.シルエット/KANA-BOON
9.ブルーバード/いきものがかり
10.怪物/YOASOBI
アニメ『呪術廻戦』のOPテーマ「廻廻奇譚」、アニメ『鬼滅の刃』を象徴する1曲「紅蓮華」、YOASOBIのデビュー曲にして最大のヒット「夜に駆ける」がランクインした。
このランキングのTOP10で特徴的なのが、アニメに関連した楽曲が非常に多いこと。「夜に駆ける」「Tokyo Drift」以外はすべてアニメの主題歌だ。
関連して、日本のアニメ関連楽曲が最も再生されている海外の国と地域のランキングも発表されており、1位からアメリカ、インドネシア、メキシコとなっている。それぞれの楽曲が起用されたアニメ
「廻廻奇譚」/『呪術廻戦』OPテーマ
「紅蓮華」/『鬼滅の刃』OPテーマ
「unravel」/『東京喰種トーキョーグール』OPテーマ
「心臓を捧げよ!」/『進撃の巨人』OPテーマ
「Black Catcher」/『ブラッククローバー』OPテーマ
「シルエット」/『NARUTO -ナルト- 疾風伝』OPテーマ
「ブルーバード」/『NARUTO-ナルト- 疾風伝』OPテーマ
「怪物」/『BEASTARS』OPテーマ
日本のアニメ関連楽曲が最も再生されている海外の国と地域
1.アメリカ合衆国
2.インドネシア
3.メキシコ
4.フィリピン
5.カナダ
6.フランス
7.イギリス
8.ドイツ
9.ブラジル
10.台湾
コロナ禍へのカウンター「TOKYO DRIFT FREESTYLE」
また6位の「Tokyo Drift」についても触れておきたい。ヒップホップグループ・TERIYAKI BOYZが2006年に発表した楽曲なのだが、これをアジアのユースカルチャーを発信するレーベル/コレクティブ・88risingのラッパー・Rich Brianさんが突如ビートジャックして動画を公開。
コロナ禍で外出もままならないのであれば家の中で楽しもうという意図も相まって、爆発的な勢いで国内外のラッパーへ波及。Awichさん、JP THE WAVYさんなども参加した「TOKYO DRIFT FREESTYLE」と呼ばれたムーブメントを巻き起こし、同曲をビートジャックした様々なスタイルの動画が発信された。
2020年を席巻したムーブメントの一つだが、2021年にもその影響力の高さがうかがえる結果となった。
年代別ランキングとK-POPのランキング
年代別の楽曲でも統計が行われており、最も再生された70年代の楽曲は荒井由実さんの「やさしさに包まれたなら」。80年代は米米CLUB「浪漫飛行」。90年代はスピッツ「チェリー」。2000年代はMr.Children「HANABI」。2010年代はYOASOBI「夜に駆ける」となっている。国内で最も再生されたK-POPアーティスト(敬称略)
1.BTS
2.TWICE
3.BLACKPINK
4.SEVENTEEN
5.TOMORROW X TOGETHER
6.ITZY
7.IZ*ONE
8.Stray Kids
9.IU
10.MAMAMOO
国内で最も再生されたK-POP楽曲
1.Dynamite/BTS
2.Butter/BTS
3.Permission to Dance/BTS
4.Film out/BTS
5.Life Goes On/BTS
6.Stay Gold/BTS
7.Boy With Luv (feat. Halsey)/BTS, ホールジー
8.I CAN'T STOP ME/TWICE
9.DNA/BTS
10.Feel Special/TWICE
今年最も再生された70年代の楽曲(敬称略)
1.やさしさに包まれたなら/荒井由実
2.ひこうき雲/荒井由実
3.銀河鉄道999/ゴダイゴ
4.September/アース・ウィンド・アンド・ファイアー
5.ルージュの伝言/荒井由実
今年最も再生された80年代の楽曲(敬称略)
1.浪漫飛行/米米CLUB
2.Get Wild/TM NETWORK
3.未来予想図Ⅱ/DREAMS COME TRUE
4.I LOVE YOU/尾崎豊
5.DIAMONDS(ダイアモンド) /PRINCESS PRINCESS
今年最も再生された90年代の楽曲(敬称略)
1.チェリー/スピッツ
2.ロビンソン/スピッツ
3.丸ノ内サディスティック/椎名林檎
4.カブトムシ/aiko
5.First Love/宇多田ヒカル
今年最も再生された2000年代の楽曲(敬称略)
1.HANABI/Mr.Children
2.キセキ/GReeeeN
3.小さな恋のうた/MONGOL800
4.愛唄/GReeeeN
5.奏(かなで)/スキマスイッチ>
今年最も再生された2010年代の楽曲(敬称略)
1.夜に駆ける/YOASOBI
2.魔法の絨毯/川崎 鷹也
3.かくれんぼ/優里
4.Pretender/Official髭男dism
5.猫/DISH//
多種多様、十人十色の音楽表現
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