トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング)』のデジタル版『MTG ARENA(MTGA)』に、新たなフォーマット「Alchemy」が追加されることが発表された。
「Alchemy」では、一般的なフォーマットである「スタンダード」の全カードが使用できるほか、一部の現行人気カードに「Alchemy」限定でバランス調整が行われる。
さらに、デジタルのみの完全新規のカードが63枚追加された『MTGA』の独自フォーマットとなる。Weekly MTG
実装はアメリカ時間の12月9日より。
これにより、《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》といったスタンダードですでに禁止になっているカードもナーフが適用された状態で使用することが可能となる。 (左:元のカード 右:バランス調整後のカード)
一方でこれまで長く親しんできたプレイヤーの多くはアナログ(紙)への思い入れが強く、その全員がデジタル版へとスムーズに移行できているわけでもない。
実際に、情報量の少ないオンラインでの対戦と、相手の表情や所作などからも行動を読み解くこともできるオフラインでの対戦は全く違うゲームのように感じることも多い。
新フォーマット「Alchemy」では、既存カードのテキスト変更によるバランス調整が行われるが、紙のカードでそれは適応されない。
そのため同名のカードであっても、デジタルとアナログ、遊ぶ環境によって効果や強さが変わってくるという、『Magic: The Gathering』史上の中でも特に実験的な取り組みであるといえる。
『MTGA』にはすでにデジタル専用のフォーマットである「ヒストリック」が実装され、競技としても行われているが、「Alchemy」とどのような差別化が行われていくのかも注視していきたいところだ。
「Alchemy」では、一般的なフォーマットである「スタンダード」の全カードが使用できるほか、一部の現行人気カードに「Alchemy」限定でバランス調整が行われる。
さらに、デジタルのみの完全新規のカードが63枚追加された『MTGA』の独自フォーマットとなる。
変更が加えられるカードの一部
既存のスタンダードでメタゲームの中枢となっている強いカードにナーフ(下方修正)が行われるほか、一部カードはバフ(上方修正)も行われることが明かされている。これにより、《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》といったスタンダードですでに禁止になっているカードもナーフが適用された状態で使用することが可能となる。 (左:元のカード 右:バランス調整後のカード)
デジタル化が進む『Magic: The Gathering』の実験
1993年に最初のセットが発売され、28年もの歴史を持つ『Magic: The Gathering』だが、近年はコロナ禍による公式大会の長期間の中止や縮小などが行われ、オンラインで遊ぶ人も多くなった。一方でこれまで長く親しんできたプレイヤーの多くはアナログ(紙)への思い入れが強く、その全員がデジタル版へとスムーズに移行できているわけでもない。
実際に、情報量の少ないオンラインでの対戦と、相手の表情や所作などからも行動を読み解くこともできるオフラインでの対戦は全く違うゲームのように感じることも多い。
新フォーマット「Alchemy」では、既存カードのテキスト変更によるバランス調整が行われるが、紙のカードでそれは適応されない。
そのため同名のカードであっても、デジタルとアナログ、遊ぶ環境によって効果や強さが変わってくるという、『Magic: The Gathering』史上の中でも特に実験的な取り組みであるといえる。
『MTGA』にはすでにデジタル専用のフォーマットである「ヒストリック」が実装され、競技としても行われているが、「Alchemy」とどのような差別化が行われていくのかも注視していきたいところだ。
TCGとDCGの関係を考える
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