任天堂、京都に資料館を建設 宇治小倉工場用地を観光施設に

任天堂、京都に資料館を建設 宇治小倉工場用地を観光施設に
任天堂、京都に資料館を建設 宇治小倉工場用地を観光施設に

任天堂資料館建設イメージ図/画像は任天堂公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 任天堂が資料館を建設
  • 京都の自社工場をリノベーション
  • 展示と体験を行う観光施設を予定
任天堂が京都府に、展示と体験を行う観光施設「任天堂資料館(仮称)」を開設すると発表した。

2024年3月頃の完成を予定している。

任天堂宇治小倉工場用地(京都府宇治市小倉町)および建屋をリノベーションでの建設となる。

工場を観光地に、任天堂資料館の建設

本社が京都にある任天堂は、1889年に創業。当初はトランプや花札など玩具の会社であった。

1983年にファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売し、以降は現在のNintendo Switchに至るまで、ゲーム部門を主軸として多くのゲーム機やゲームタイトルを開発、生産、販売を行っている。

「任天堂資料館(仮称)」を予定している宇治小倉工場は、主にトランプや花札の製造を行っていたほか、ゲーム機の修理業務などのサービスセンターでもあった。2016年11月にこれらの業務を宇治工場に移管したため、用地および建屋利用を模索していたという。

任天堂は、以前よりものづくりに対する取り組みを広く理解してもらうために、過去に発売した商品の展示する資料館施設を検討していた。

最寄駅・近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向もあり、今回の「任天堂資料館(仮称)」が決定したとのこと。

ゲームだけでなく、テーマパーク事業にも意欲を見せる任天堂

【Super Nintendo World Direct 12.18.2020】
今回の資料館開設の発表でも以下の文を掲載しているように、任天堂はメインであるゲーム部門以外にも、映画やテーマパークなどのエンタメ部門にも力を注いでいる。

任天堂は今後も「独創的な娯楽の創造」を目指して、ゲーム専用機を中心に、モバイルや映画、テーマパーク等を通じて「人々を笑顔にする」ための体験を、世界中のお客様へご提供することに挑戦し続けます。

3月には、テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパンに任天堂ゲームの世界を再現した新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」をオープン(大阪府の「緊急事態宣言」に伴い土日は臨時休業中)。 まだ制作段階ではあるが、『ミニオンズ』などで知られるイルミネーション・エンターテインメントによるアニメ映画『スーパーマリオ』の公開も予定している。

130年以上の歴史をもつ任天堂

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