任天堂『はじめてゲームプログラミング』発表 「ゲームをつくるゲーム」の歴史

『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』/画像はNintendo公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 任天堂がゲームプログラミングソフトを発表
  • ビジュアルプログラミングにゲームづくりができる
  • 学習サポートも完備、自作ゲームを全世界に公開可能
任天堂が、Nintendo Switch向けのプログラミング学習ソフト『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』を発表した。

ビジュアルプログラミングを通して、ゲームを楽しみながら“ゲーム制作の基礎”を学ぶことができる。

発売は、2021年6月11日(金)を予定されている。

ゲームをあそぶのは楽しい。つくるのも楽しい

『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』は、「ゲームをあそぶのは楽しいけれど、つくるのも楽しい」という思いを胸に日々ゲーム制作をしている“任天堂の開発室”から生まれたゲームプログラミング用のソフト。

機能をもったパーツ(ノード)をキャラクター化したノードン同士をつなげ、直感的な操作によって、入力(何をすると)・出力(何が起こる)というプログラミングの基礎を学ぶことができる。

スティックノードン/画像はNintendo公式サイトより

ヒトノードンとつなぐ/画像はNintendo公式サイトより

ヒトを動かせるように/画像はNintendo公式サイトより

自作ゲームをオンラインで公開可能

本作では、ナビゲーションに従ってノードンたちをつなげていくだけで様々なゲームを完成させることができる「ナビつきレッスン」や、プログラミングを使ったパズルに挑戦する「チェックポイント」、ノードンの役割を教えてくれる「ノートンガイド」といったサポートも。

ナビつきレッスン/画像はNintendo公式サイトより

チェックポイント/画像はNintendo公式サイトより

ノードンガイド/画像はNintendo公式サイトより

自作したゲームは自分で楽しむだけでなく、インターネットやローカル通信でシェアすることも可能だ。

「ゲームをつくるゲーム」の歴史

任天堂のゲームをつくるゲームの歴史は、1984年に発売されたファミリーコンピュータ用の周辺機器『ファミリーベーシック』に遡る。

『ファミリーベーシック』は、プログラミング言語であるBASICがファミコンで使えるようになるという周辺機器。

メモリ容量はわずか1982バイトながら、当時は今と比べて値段が張って手に入れづらかったパソコンがなくてもゲーム制作を行えたため、大きな衝撃をもって迎えられたという。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのディレクターとして知られる桜井政博さんも、ゲーム開発者としてのキャリアを歩む上で『ファミリーベーシック』からの影響を公言している(外部リンク)。

以降の作品にも「ゲームをつくるゲーム」というアイデアは受け継がれ、『メイドイン俺』や『スーパーマリオメーカー』シリーズ、『Nintendo Labo』などに継承されてきた。

本作の影響を受けて生まれる新たなゲームクリエイターの才能に期待が高まる。

STAY HOMEはゲームしよう!

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