米津さん初となる報道番組のテーマ曲は、1月4日(月)23時からの放送で初公開される。
音楽シーンを牽引するアーティスト 米津玄師
2009年より「ハチ」名義でボカロPとしてインターネットを中心に音楽活動をスタート。2012年「米津玄師」としてソロデビューを果たした。ドラマやアニメの主題歌だけでなく、菅田将暉さんやFoorinなどアーティストへの楽曲提供などでも活躍。
2020年8月5日にはTBSドラマ『MIU404』の主題歌「感電」や「パプリカ」セルフカバーバージョンなどを収録したアルバム「STRAY SHEEP」を発売。
「ハチ」名義時代から長きにわたり注目を集めるアーティスト・米津さんの「news zero」の新テーマ曲「ゆめうつつ」は、どのようなものなのだろうか。
米津玄師の想いが詰め込まれた楽曲に
2020年12月24日放送の「news zero」では、米津さんへのインタビューも紹介。激動の1年を振り返りつつ、来たる2021年に向けてどのような思いでテーマ曲を制作しているのかについて明かした米津さん。現代社会に対し、「本当は白と黒だとか善と悪だとか、そういう単純な対立に回収できるようなものではない、いろんなグラデーションがあるはず」という思いをもとに、制作されるテーマ曲は、「夢と現実の間を反復する」曲になると伝えられた。
米津さんのインタビューの抜粋と、番組のメインキャスターの有働由美子さんから期待のコメントが届いている。
米津玄師さん インタビュー一部抜粋
今回の曲に関していうと「夢と現実の間を反復する」っていう曲にしたいなと思っていて。
現実の、ある意味虚しい出来事だったり、怒りを感じるような事だったり、見渡してみるとそういうものがいくらでもころがっている。残酷なまでの「現実」と、そこから対極にある「安らかな夢の中」、その夢と現実の間を反復しながら生きていくというのが、自分にとってはものすごく大事なんじゃないかという風に思っていて。
夜のニュースを見てそのあと眠りにつくじゃないですか。どういう風に眠りにつくかは人によって違うと思いますけど、少なくとも自分は「安らかな空間」というものが生きていく上で必要不可欠だった人間なので、自分と同じような人間もいくらかいるだろうと。共感してもらえたらありがたいかなと思います。
有働由美子さん コメント
米津さんの作る曲には、表に文字として現れる歌詞のその奥に、いつも深い意味と、想い、そして祈りが、込められていると感じています。
今年コロナのさなか、インタビューさせていただいたとき、ご自分の心にこれほど逃げずに向き合う方がいるのかと少し驚きました。だからこそなのか、米津さんから生まれてくる言葉は、悲しいことを語るときもなにか祈りのように聞こえる気がしています。
私たちが日々伝えているニュースは、表は、現象と見えますが、そのひとつひとつに幾人もの物語りが存在し、いろんな思いが交錯して、発生しています。
悲しいニュースも許しがたいニュースも嬉しいニュースも。
米津さんが作ってくださる曲、聞かせていただくのが楽しみで仕方ありませんし、毎晩どんな辛いニュースが並んでも、最後には米津さんの曲が待っていると思うと、心穏やかになれる気がします。
米津さんの曲と一緒に、「news zero」もまた一歩前に進めればと思います。
音楽で振り返る2020年
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番組情報
「news zero」
- 放送時間
- 23時00分~23時59分(月~木)/23時30分~24時30分(金)
- メインキャスター
- 有働由美子
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