本書では作品内で描かれた戦時下の広島・呉などを描いた300点を超える選りすぐりの背景美術を収録。
ビー・エヌ・エヌ新社より刊行。価格は3600円(税抜)。
【画像】一つ一つ繊細に描かれた美しい背景
2016年を代表するアニメ映画『この世界の片隅に』
2016年11月に公開されると、その年の日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞や、フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭最優秀作品賞など、国内外で70以上の賞を受賞した。
同作に約30分の新規シーンが付け足されて公開されたのが『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』だ。
すずが嫁ぎ先の町で出逢う遊郭の女性・リンとの交流を描いた昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードや、妹・すみを心配しながら過ごす中で迎える20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加されている。
一つ一つ繊細に描かれた美しい背景
一つ一つ繊細に描かれた美しい背景は、その世界に吸い込まれるような気分を体験することができる。
そのほかインタビュー、背景メイキングや制作資料なども掲載。作品世界にどっぷり浸ることのできるファン待望の1冊だ。
【画像】一つ一つ繊細に描かれた美しい背景片渕須直さんコメント
空気感まで含めて、実際にあった土地、実際にあった時間を描ければいいなと思っていました。それらを味わうものとして、美術を見ていただけたらと思います。
ポップに手を伸ばせ!
作品情報
この世界の(さらにいくつもの)片隅に 美術画集
- 定価
- 3,600円+税
- 仕様
- B5判変形/240P/スリーブケース入り
- 発売日
- 2020年10月14日
- 発行
- 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社
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