長編アニメーション映画『この世界の片隅に』が、8月1日(金)より、テアトル新宿・八丁座ほか全国にて期間限定で再上映される。
あわせて、片渕須直監督による描き下ろしキービジュアルが公開。
主人公・北條すずの声を演じた俳優・のんさん、原作のこうの史代さん、監督の片渕須直さんによるコメントも到着している。
口コミを中心に高評価を獲得した映画『この世界の片隅に』
『この世界の片隅に』は、第二次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性・すずを描いたアニメーション映画。
長編アニメーション映画『この世界の片隅に』
原作は、漫画雑誌『漫画アクション』にて2007年1月23日号から2009年1月20日号まで連載された。
2016年に63館からスタートした公開は、口コミを中心に484館での上映まで広がり、最終的には210万人を動員、興行収入27億円まで及んだ。
第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位などを受賞し、国際映画祭でも高い評価を獲得している。
今回の再上映は、8月15日(金)で終戦80年という節目、主人公のすずが生きていれば、ちょうど100歳を迎える年にあたる。
主演・のん「毎日が愛おしくなります」
すずの声を演じたのんさんは「毎日が愛おしくなります。この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください」とコメント。
原作のこうの史代さんは「描いた時は、細くとも永く親しんでもらえるといいな、と思っていました。映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。今はただ頼もしく、誇らしく見守るばかりです。感謝でいっぱいです!」と言葉を寄せている。
さらに、監督/脚本の片渕須直さんは「この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います。」と上映への思いを明かした。

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