映画『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神(へびがみ)』に、女性問題を受け降板となった声優・櫻井孝宏さんを再起用した件を巡って、本作の企画プロデュースを担当した山本幸治さんがXで声明を発表した。
山本幸治さんは本作の製作/配給を手がけるツインエンジンの代表でもある。今回の発表では、再起用に至った経緯や事前に情報を出さなかったことについて説明し、配慮不足であったとして謝罪した。
また、山本幸治さんは、本件の責任を取る形でプロデューサー業からの引退も発表している。
「劇場版モノノ怪」完結作『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』
『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』は、5月29日から公開中の「劇場版モノノ怪」シリーズ第3作。
2007年にフジテレビの深夜アニメ枠・ノイタミナにて放送されたTVシリーズから15年以上を経て劇場3部作として再始動。本作は、その完結編にあたる。
櫻井孝宏さんは、TVシリーズ『モノノ怪』にて主人公・薬売りの声優を担当していた。
櫻井孝宏さん
しかし、2022年の不倫報道を受け、製作側は翌2023年に「劇場版モノノ怪」シリーズの薬売り役のキャスト変更を決定。その後、神谷浩史さんが同役をつとめることが発表された。
声優 櫻井孝宏の降板および再起用の経緯を説明
当時、キャストの変更の理由について、製作側は「『劇場版モノノ怪』は舞台を大奥に移し、女性たちの苦しみと救済を描こうとしております。その作品性の観点からの決断となります」と説明していた。
今回の声明の中で、山本幸治さんは当時の降板理由について改めて言及。騒動によって作品制作が継続できないと感じたことや、観客が作品を楽しめる環境が崩れてしまったためと説明している。
そういった背景もあってか、「劇場版モノノ怪」シリーズで神谷浩史さんが演じる薬売り(通称・坤の薬売り)は、TVシリーズの薬売り(通称・離の薬売り)とは別の人物として描かれてきた。
しかし、『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』の制作時、ラスボスにあたる百目とどう決着をつけるか検討する中、櫻井孝宏さんが演じる離の薬売りに協力してもらうというアイデアが出たという。
TVシリーズの薬売りを求めるファンの声に応え、最終章の節目として再起用を決断したとしている。
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