新たに立ち上がったメディア横断型プロジェクト「PROJECT COMMON」の一つのゴールとなる。
気鋭イラストレーター・loundraw
20代の気鋭イラストレーター・loundrawさん。佐野徹夜さんの『君が月夜に光り輝く』や住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』など、これまでに装画を手がけた小説の累計発行部数は400万部を超え、ともに映像化を果たしている。
漫画家としても『あおぞらとくもりぞら』を執筆するほか、アーティスト集団・CHRONICLEでは音楽活動も展開。
そして活躍の舞台はアニメにも。2017年春に放送されたオリジナルTVアニメ『月がきれい』のキャラクター原案、2018年公開の劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』のイメージボードや、公開予定の劇場版アニメ『ジョゼと虎と魚たち』のコンセプトデザインなどを手がけている。
そんなloundrawさんの名前をアニメーターとして広めたのは、2017年に公開された卒業制作だった。
監督・脚本・演出など、すべてを自身で行ったアニメ『夢が覚めるまで』にはBUMP OF CHICKENの楽曲使用や雨宮天さん、下野紘さんといった人気声優の参加という、学生の卒業制作としては例のない作品として大きな話題を呼んだ(関連記事)。
loundrawのアニメへの挑戦
「アニメーションは僕にとって憧れでした」と語るloundrawさんは2019年、アニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立した。FLAT STUDIOは、今回発表されたプロジェクト「PROJECT COMMON」のゴールの1つである短編アニメーションの制作を行う。
同時に、「FLAT STUDIO」に、新たにれおえんさん、Merrill Macnautさん、涌元トモタカさん、asano66さん、banishmentさんといったイラストレーター・アニメディレクターが参加することも発表された。
loundraw「どんな時でも変わらない、確固たる自分を見つけたい」
loundrawさんコメント
たくさんの絵を描いてきました。
自分の悩みや嫉妬、理想を描く。そんな始まりでした。
奇しくも、それが人との繋がりを生み、広がり、今日の僕がいます。
幸せです。とても恵まれていると思います。
でも、このままではダメになってしまうでしょう。
人の顔色を伺う自分がいました。
間違えないように。裏切らないように。
僕はいつからか、誰かが思う”僕”であるための努力をし始めました。
変わらないといけない。
だから、挑戦をします。
短編アニメーション映画を作ります。
ストーリーと映像の中で、新しい世界を探します。
個展を開催します。
もう一度、自分の絵を見つめます。
COMMON、共通の。
そんな言葉がふさわしい気がして、プロジェクト名にしました。
どんな時でも変わらない、確固たる自分を見つけたい。
このプロジェクトは、僕と皆さんで本当の”loundraw”を探し出す挑戦です。
楽しみにしていてください。
何卒よろしくお願いします。
新しい才能
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