「劇場版アニメの架空の予告編」というテーマで制作され、脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影のすべてをloundrawさんが手がけている。
loundrawとは何者なのか?
現在22歳のloundrawさんは、透明感、空気感のある色彩が魅力的なイラストレーター。永田ガラさんの『星の眠る湖へ - 愛を探しに -』 のカバーイラストを手がけ10代でデビュー。その後も東野圭吾さんの『恋のゴンドラ』や住野よるさん『君の膵臓をたべたい』など、さまざまな小説作品の装画を手がけている。
漫画家としても『あおぞらとくもりぞら』を執筆するほか、アーティスト集団・CHRONICLEでは音楽活動など活躍の場を広げ、2016年末には初の画集『Hello, light. ~ loundraw art works ~』を出版した。
2017年春から放送されたオリジナルTVアニメ『月がきれい』のキャラクター原案をつとめたことも記憶に新しい。
「劇場版アニメの架空の予告編」
公開された卒業制作『夢が覚めるまで』は、世界と共に生きる少女・ユキ(雨宮天)と就活を間近に控えた大学生・ソウタ(下野紘)の2人を巡る物語が描かれている。大学生のソウタは出会った見知らぬ少女ユキ。地球の命運を握る力を持つユキに「世界のために犠牲になれ」と迫る男たち。ユキから秘密を打ち明けられたソウタはーー「劇場版アニメの架空の予告編」として、本編が気になる内容になっている。
今回の豪華な面子が参加している卒業作品について、loundrawさんからコメントも寄せられている。
『夢が覚めるまで』のカットをもっとみる4ヶ月ほとんど家にこもって制作した作品です。これはプロとして活動をはじめた4年間、ひいてはloundrawとしての今日までのすべての集大成でもあります。
少しでも多くの方に観ていただけると嬉しいです。これからの僕自身にとってのきっかけになる大切なものになればいいなと願っています。loundrawさんのコメント
いつか、消えてゆくから。
ある夜、大学生のソウタは、見知らぬ少女ユキに出会う。
かつてソウタに助けてもらったというユキは、買い物の仕方からフォークの持ち方まで、まるで外の世界を何も知らないかのようだった。
ユキには奇妙な点がもう一つあった。それは、肌が触れることを極端に恐れているいうこと。そんな不思議な少女との奇妙な生活は、少しづつ変化を見せていく。
ユキを奪おうと迫る男たち。地球の命運を握る力がユキにはあり、世界のために犠牲になれという。
ユキに宿る力とは何か。なぜが人に触れることを拒むのか。
ついにユキは、隠してきた真実をソウタに打ち明ける。
世界かユキか。人は誰のために生きるのか。
ソウタのした決断は——— 「夢が覚めるまで」ストーリー
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