分散型SNSのBlueskyが1月28日、公式ブログで「2026年のBluesky予測」というタイトルの記事を公開した。
記事は、インターネットはいかなる「行動の選択」によって現在の姿になったのか問いかける、思想的な立場の表明に近い内容となっている。
Blueskyは、現代のSNSが抱える攻撃性、無限スクロール、アルゴリズムによる分断を偶然の産物ではないと断言。
そのうえで、「人間が別の何かを選択することで、インターネットを再び良くすることができる」とし、2026年のインターネット・ユーザーに関する4つの行動予測と、それに対応する機能開発の方針を示した。
2024年に一般公開された分散型SNS・Bluesky
Blueskyは、Twitter(現X)の共同創業者であるジャック・ドーシーさんの提唱によって生まれた分散型SNSだ。
見た目や操作感は初期Twitterに近い一方で、「ユーザー自身が選べるカスタムフィード」「広告なし、投稿のAI学習への無断利用なし」といった設計思想が特徴だ。
2024年に一般公開されて以降、Xのアップデートを巡る政治的混乱を背景に利用者が増加。2025年にはユーザー数が4,100万人を突破した。いわゆる“ポストX”のSNSサービスのひとつに位置付けられている。
Bluesky「主役はプラットフォーム自体ではありません」
記事の中でBlueskyは「1. ライブスポーツや同時性が意味を持つイベントでの投稿の増加」「2. より多くのリンクがクリックされるようになる」「3. Blueskyで過ごす時間は減る」「4. 投稿する前に、少し考えるようになる」という4つの予測を発表。
Bluesky/App Storeより
1については、2025年にもワールドシリーズ期間中には野球関連の投稿が60万件以上行われ、ニューヨーク市長選挙でも同様の盛り上がりが見られたという。
続く2については、「主役はプラットフォーム自体ではありません」と強調。リンクはインターネットの血流であり、外の世界へユーザーを送り出すことを前提に設計されるべきだと主張した。
さらに3でBlueskyは滞在時間が減ることを肯定的に語る。無限スクロールで生活を消費するのではなく、Bluesky上で見つけた外部の記事や動画、映画や配信へ移動し、意図的にインターネットを使う方向へ移行すると見ている。
Bluesky「インターネットを形作ってきたのは人間だ」と宣言
そうした予測の上で、Blueskyは機能の追加を予告。
1については、進行中のイベントについて語り合う専用のフィードを導入。2についても、外部配信の開始を知らせる「Live Now」機能をすでに実装している。
さらに「4. 投稿する前に、少し考えるようになる」についても、有害な投稿やスパムを検出し、表示されにくくする機能を追加してきたと説明。反社会的な行動で通報される投稿は79%減少したと成果を報告した。その上で、今後は下書き機能の追加も予定していると明かした。
記事は「インターネットを形作ってきたのは人間です。そして、人々はそれをより良くすることができるはずです」との言葉で締めくくられている。
この記事どう思う?
関連リンク

0件のコメント