ティザービジュアルには線香花火を持つ友也、その後ろにたたずむ少年・涼と少女・あおいが描かれている。この3人が『サマーゴースト』でどのような物語を展開するのか、その詳細は今後明かされる。
また様々な教育サービスを展開するZ会とのコラボ作品『一番近くて遠い星』も公開された。Z会とアニメ作品のコラボは、2014年に新海誠監督が手がけた『クロスロード』以来7年ぶりとなる。
イラストレーター・loundrawの挑戦
透明感と空気感のある色彩と、被写界深度を用いた緻密な空間設計で稀有な存在感を放つloundrawさん。サマーゴーストのキャラクターデザインです。
— loundraw / FLAT STUDIO (@loundraw) February 19, 2021
「どこにでもいる。
でも、自分だけの人生を生きている」
をコンセプトに人物像を作っていきました。#サマーゴースト pic.twitter.com/erGmE4p0Yl
イラストレーターとして10代で商業デビュー後、小説『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』などの装画で一躍脚光を浴びた。
その後2019年1月に、アニメーションスタジオ・FLAT STUDIOを設立。新たな挑戦として短編アニメ映画の制作を掲げている。
Z会とloundrawのコラボ作品『一番近くて遠い星』
『一番近くて遠い星』は、「様々な悩みや葛藤を抱えながら今を生きる若者たちへ、彼らを励まし応援するメッセージとなる映像を制作して欲しい」というZ会からloundrawさんへのオファーをきっかけに制作がスタート。
志望校合格をめざす天文部の高校生・香織を主人公とした物語で、彼女と同じく人生の岐路に立つ3人の高校生・友也、あおい、涼の姿も観ることができる。
loundrawからのコメント
映画のタイトルが公開されました。
「サマーゴースト」
ひと夏の、ある不思議な日々を過ごした少年少女のお話です。
2018年9月29日。僕は「Summer Ghost」という絵を投稿しました。
思っていたほど器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。
期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。
そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。
映画「サマーゴースト」は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。
ここで生きているということ。作品を通して、それをもう一度確かめてみたいと思いました。
正論で語れるほど、僕たちは簡単ではないから。綺麗事でない弱さや身勝手さ、そこまで含めて、生きるということだ。
そんな気持ちを、ちゃんと形にして残すべきだと思ったのです。
皆さんの心のどこかに、そっと残り続ける。「サマーゴースト」がそんな作品になるよう願いながら、ずっと制作をしています。
楽しみにしていてください。
よろしくお願いいたします。
— loundraw / FLAT STUDIO (@loundraw) February 20, 2021©サマーゴースト
loundrawの美学と世界
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作品情報
映画『サマーゴースト』
- 公開
- 2021年
【loundrawプロフィール】
イラストレーターとして10代のうちに商業デビュー。2019年1月アニメーションスタジオ《FLAT STUDIO》を設立。透明感、空気感のある色彩と、被写界深度を用いた緻密な空間設計を魅力とし、様々な作品の装画を担当する。2017年7月、監督・脚本・演出・レイアウト・原画・動画・背景と制作のすべてを手がけ、声優・下野紘、雨宮天らが参加した卒業制作オリジナルアニメーション『夢が覚めるまで』がバイラルヒット、同年9月には自身初の個展『夜明けより前の君へ』を開催するほか、小説『イミテーションと極彩色のグレー』、漫画『あおぞらとくもりぞら』の執筆、音楽アート集団・CHRONICLEでの音楽活動など多岐にわたる。2020年6月、短編アニメーション映画をゴールとするメディア横断型企画《PROJECT COMMON》が始動した。
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