loundrawが初監督、劇場アニメ『サマーゴースト』主演キャストに小林千晃

小説『君の膵臓をたべたい』などの装画で知られるイラストレーター・loundraw（ラウンドロー）さん初の映画監督作品『サマーゴースト』の公開日が11月12日（金）に決定した。

あわせて予告映像とスタッフ・キャスト情報も解禁。音楽は、ピアノ曲に定評があり国際的に活躍する小瀬村晶さん、脚本は「第3回本格ミステリ大賞」の受賞した小説家／映画監督の安達寛高（乙一）さんが担当。

男性メインキャラクター・杉崎友也の声を、『憂国のモリアーティ』（ルイス・ジェームズ・モリアーティ役）や『SK∞ エスケーエイト』（馳河ランガ役）で知られる声優・小林千晃さんがつとめる。

loundraw初監督の劇場アニメは現代青春群像劇

loundrawさん初の劇場アニメ監督作として、監督・原案・キャラクター原案を担当した映画『サマーゴースト』。忘れられない“ひと夏の出逢い”を描く現代青春群像劇だ。

解禁された映像は、loundrawさんの魅力である繊細さや透明感に、小瀬村晶さんによるピアノの旋律が加わり、映画への期待感をぐっと高める内容に仕上がっている。 なお2月には、教育サービスを運営するZ会とコラボレーション。スピンオフにあたるコンセプトムービー『一番近くて遠い星』を発表している。

【『サマーゴースト』ストーリー】

「サマーゴーストって知ってる?」
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。都市伝説として囁かれる“通称:サマーゴースト”は、若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現
すという。自身が望む人生へ踏み出せない"友也"。居場所を見つけられない"あおい"。輝く未来が突然閉ざされた"涼"。
彼等にはそれぞれ、サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。生と死が交錯する夏の夜、各々の想いが向かう先はー。

主演キャスト・小林千晃コメント

『サマーゴースト』でメインキャラクターの1人・杉崎友也を演じるのは、2021年に「第15回声優アワード」で新人男優賞を受賞した小林千晃さん。

小林さんは「今生きていることに対して疑問を感じたり、生きる意味ってなんだろう？と思ったり…そんな方には特に観て頂きたいです」とコメントしている。

【杉崎友也役：小林千晃 コメント】

“アニメっぽくないアニメ作品”というのが映画「サマーゴースト」への
最初の率直な印象です。
loundraw監督が『綺麗な部分だけでなく、今を生きる人のありのままを描きたい』と
仰っていたのですが、まさにそうだなと。
「サマーゴースト」はいろんな人に色々な感情を沸き立たせる作品だと思いますし、
年齢や職業によっても違うイメージ・感想を抱くと思います。
今生きていることに対して疑問を感じたり、生きる意味ってなんだろう？と思ったり…
そんな方には特に観て頂きたいです。
答えは出なくても、そういった悩みへの向き合い方を示してくれる作品だと思うので、
是非フラットな気持ちで劇場に来ていただけると嬉しいです。

幅広く活躍するクリエイター・loundraw

イラストレーターとして、透明感と空気感のある色彩と、被写界深度を用いた緻密な空間設計で人々を虜にする作品を手がけてきたloundrawさん。

10代で商業デビュー後、小説『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』などの装画で脚光を浴びると、2017年放送のTVアニメ『月がきれい』でキャラクター原案を担当。 同年には、監督・脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影を自ら手がけた卒業制作『夢が覚めるまで』がYouTubeでバイラルヒット。また音楽アート集団・CHRONICLE（クロニクル）のメンバーとしても活動中だ。

2019年にはアニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立。翌年公開のアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』ではコンセプトデザインを担当するなど、イラストレーターという枠にとどまらない活動が続いている。

©サマーゴースト