MSDは「日本企業の為の日本企業による投資事業を」をスローガンに掲げる、三井物産、三井住友銀行、日本政策投資銀行の3社が設立した投資会社。
MSDの資本力とネットワークが、海洋堂の持つ技術力・アイディア性を下支えし、さらなる成長を促す格好だ。
造形界の最大手・海洋堂
海洋堂は、大阪府に本拠を置く模型制作・販売会社。約50人の精鋭スタッフを擁し、その技術力を活かし様々なフィギュアを制作してきた。また、アニメから恐竜まで幅広く展開される、バラエティに富んだラインナップは根強い人気を誇り、国内外のファンの目を惹きつけてやまない。
さらに、日本最大級の造形イベント「ワンダーフェスティバル」を開催するなど、制作にとどまらないマルチな総合造形会社だ。
海洋堂の資本提携にざわつく
そんな海洋堂が資本提携するというニュースに、ファンはざわめいた。独自のアイディアと技術力で創り出した製品で世の中を驚かせてきた海洋堂。その行く末を、不安げに見守る人も少なくなかった。
様々な憶測が飛び交う中、海洋堂・代表取締役の宮脇修一さんは、「海洋堂が変わることはない」とTwitterで見解を発表。
今まで継続してきた海洋堂のスタイルそれ自体には変化なく、資本業務提携によってさらにその視野を広げるということが明かされた。今海洋堂がMSDと言うところから増資してもらって資本の大きな海洋堂になったのだけどその増資のことが先に出てSNSでえらい混乱しているようですが特に海洋堂が何か変わる事はないです。
— 宮脇修一 海洋堂センム (@sennmusann) June 22, 2020
とりあえずは明日のお昼過ぎに海洋堂から正式に発表いたしますのでまぁちょっと待っといてください。
MSDによる増資を受け、新たな一歩を踏み出した海洋堂。きっと、唯一無二のアイディアは生き続け、進化を続ける。
新生・海洋堂のまだ見たことのない商品を楽しみに待ちたい。
代表取締役・宮脇修一さんコメント(抜粋)
館長、センムの海洋堂における権限、センムのワンフェス実行委員長/代表としての権限も立場もすべての仕事内容は変わる事はありませんし 現在進めている大阪府門真市の海洋堂ホビーランド(海洋堂ミュージアム)も来年4月のオープンに向けて進めていきます。 他にも滋賀県長浜市にある海洋堂フィギュアミュージアム黒壁、高知県四万十町にある海洋堂ホビー館四万十、海洋堂かっぱ館、高知県南国市に完成予定の海洋堂高知南国ファクトリーなどの 他の事業やミュージアムも変わることなく進めていくことになります。
これからはMSDさんからの大きな資本力でもっともっと面白い作品の製造開発を行うことにもなりますし また今年3月にはコロナで中止となりましたが、イタリア・ローマでの海洋堂フィギュア展示会からの ヨーロッパ海外ツアーなど様々な展開力を持つことによって大きく海洋堂の知名度を使ったフィギュア展開もできると考えると 大変ワクワクしております。
海洋堂の世界
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント