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「魔法のiらんど」ホームページ機能など終了 ガラケー世代のネット文化を牽引

POPなポイントを3行で

  • 「魔法のiらんど」ホームページ機能が終了
  • 00年代にガラケー世代の中高生から人気を集めた
  • ケータイ小説『恋空』『赤い糸』がヒット
「魔法のiらんど」ホームページ機能など終了 ガラケー世代のネット文化を牽引

「魔法のiらんど」/画像は公式サイトのスクリーンショット

KADOKAWAが運営する女性向けポータルサイト「魔法のiらんど」が、ホームページやブログなどの一部機能を終了する。

現在リニューアルに向けたメンテナンスを実行中で、完了後は小説投稿に特化したサイトとして生まれ変わる。

対象となるホームページブログ画像倉庫アルバム掲示板プロフィール編集局(メルマガ)投票アンケート私書箱禁止語といったサービスが、3月31日で終了する。

中高生のネット文化を生成した「魔法のiらんど」

「魔法のiらんど」ホームページ機能終了の告知/画像はサービス使用ページのスクリーンショット

1999年に無料ホームページ作成サービスとしてスタートした「魔法のiらんど」。スマートフォンがない時代、いわゆるガラケー(フィーチャーフォン)向けのサービスとして隆盛。

携帯電話を使って手軽に自身のホームページを作成して友人らと交流でき、当時、ガラケー世代と呼ばれた中高生を中心に人気を集めた。

中高生の間では、ホームページのアクセスカウンターで切りのいい番号「キリ番」を踏んだユーザーが、ページ作成者に報告したり、掲示板に記念コメントを書き込んだりする文化が生まれた。

先日、サービス終了が発表された「忍者カウンター」同様、個人サイトやブログ、ホームページ運営を下支えしてきたサービスでもある。

現在もユーザーの4割以上が17歳、月間ユニークユーザー数は250万人、ページビュー数は月間150億PVを記録しているという(外部リンク)。

『恋空』に『赤い糸』 ケータイ小説のヒットを生む

2000年代後半には小説投稿サイトとして、「ケータイ小説」のヒット作を生み出したプラットフォームとしても注目を集めた。

ケータイ小説の草分けであり、ともに映画化・ドラマ化などメディアミックスを展開した『恋空』や『赤い糸』は、どちらも「魔法のiらんど」のサービスから生まれている。 ケータイ小説的。』の著者である速水健朗さんは、当時ギャルの象徴であった浜崎あゆみさんの楽曲の歌詞と、ケータイ小説の物語の展開との共通点を指摘。

浜崎さん自身も携帯電話キャリアのCMに出演しており、「魔法のiらんど」は2000年代のギャル文化、ガラケー文化を語る上で欠かせないサービスの1つでもあった。

「魔法のiらんど」サービス終了の余波、思わぬところに

マヂカルラブリーのホームページ。上部に終了のお知らせが表示されている/画像はページのスクリーンショット

リニューアル後、小説投稿サイトに特化する「魔法のiらんど」。公式サイトでは「いまの時代にあった、使いやすくシンプル、そして女の子の気持ちに寄り添ったサービス」を目指すとしている。

一方で、終了するホームページ作成サービスは、思わぬところに影響を及ぼしたことで話題を呼んでいる。 野田クリスタルさんと村上さんによるお笑いコンビ・マヂカルラブリーのホームページが「魔法のiらんど」でつくられているからだ。

「M-1グランプリ」や「キングオブコント」のファイナリストであり、野田クリスタルさんは2020年の「R-1ぐらんぷり」の優勝者。

野田クリスタルさんは自身のTwitterで、サービス終了に対して惜別の思いをつづっているが、終了までの残りわずかの間、思い出のページやブログをのぞいておこう。

なお、当初は4月1日(水)からのリニューアルを予定していたが、メンテナンス作業に遅延が発生し期間を延長。小説投稿に特化したサイトとしての新たなスタート時期は確定次第アナウンスされる。

インターネットを彩ったサービスたち

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