ピクシブ、マストドンの人気インスタンス「Pawoo」の運営権を譲渡

ピクシブ、マストドンの人気インスタンス「Pawoo」の運営権を譲渡
ピクシブ、マストドンの人気インスタンス「Pawoo」の運営権を譲渡

POPなポイントを3行で

  • ピクシブ、マストドンのインスタンス「Pawoo」運営権譲渡
  • 運営権はクロスゲート、運営はラッセルが引き継ぎ
  • 現在のアカウントも引き続き利用できる
イラストSNS「pixiv」を運営するピクシブ株式会社が、分散型SNS・Mastodonの人気インスタンス(サーバー)である「Pawoo」の運営権を、12月2日(月)から株式会社クロスゲートに譲渡することを発表した。

運営はPCゲームソフトの販売を手がける株式会社ラッセルが行うことになる。

世界中のイラストや漫画好きが集まる場所・Pawoo

画像は「Pawoo」サービスサイトのキャプチャ

Mastodonはトゥートと呼ばれる投稿を通じてコミュニケーションを楽しむSNS。Twitterやインスタグラムのように単一の企業により運営されるSNSと異なり、運営元の異なる多数のサーバーで構成され、各サーバーは「インスタンス」と呼ばれている。

インスタンスは誰でも立ち上げることが可能で、様々なインスタンスにそれぞれのアカウントを持つことも可能。インスタンス間を超えたやり取りもでき、様々なコミュニティを介したコミュニケーションが展開されているのが大きな特徴だ。

「Pawoo」の役割とコミュニティ

「Pawoo」はピクシブが運営していたインスタンスで、イラストや漫画などの共通の趣味を持つ人々と「創作活動や自由なコミュニケーションを楽しめる場」として人気に。

Twitterでの成人向けイラストなどの規制、アカウント凍結などが囁かれるようになり、かつては多くのイラストレーターや出版社も「Pawoo」に移動するという流れもあった。 2017年には音楽に特化したインスタンス「Pawoo Music」や専用のアプリも開発、公開されていたが、こちらは「運営面の問題・技術的な問題」により8月末をもって提供が終了していた。

「Pawoo」は今後も株式会社クロスゲートと株式会社ラッセルにより独立したサイトとして運営され、現在アカウントも引き続き利用することができる。

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