余った紙10トンを無料配布 創業54年の印刷会社に「1000件以上の問い合わせ」

余った紙10トンを無料配布 創業54年の印刷会社に「1000件以上の問い合わせ」
余った紙10トンを無料配布 創業54年の印刷会社に「1000件以上の問い合わせ」

50年以上かけて積まれた紙の山の一部/画像はすべて恒信印刷提供、モザイク加工は編集部

POPなポイントを3行で

  • 印刷会社・恒信印刷が余った紙10トン以上を無料配布
  • 特殊紙、薄いもの、厚いもの、サイズもさまざま
  • あまりの大反響に現在配布を一時中断
創業54年の印刷会社・恒信印刷が、印刷時に余った紙10トン以上を無料で配布するという前代未聞な出来事が話題を呼びました。

無料配布をスタートした2月27日から連日Twitterなどで拡散され、紙は多くの人のもとへ。

公式サイトには「図画工作や作品制作、お店のPOPやメニュー作成、手書きPOP・値札...色々な用途に使用できる紙」とあり、配布された紙のなかには色や柄がついた特殊紙ほか、薄いもの、厚いもの、サイズもさまざまな「数百種類」(担当者)の紙がありました。 3月に入ってもその勢いはとどまるところを知らず、整理券を配布する事態に。そして3月2日の整理券配布分をもって、一時的に紙の配布を中断しました。

今後の配布予定は、紙配布の専用ページにあるお問い合わせフォームから問い合わせた場合にのみ、返信という形で伝えられます。KAI-YOUでは前代未聞の試みについて、恒信印刷にメールで話を聞きました。

配布開始2日目には1000件以上の問い合わせ

50年以上の業務の間に溜まりに溜まった紙の山。

10トン以上にものぼるその紙の山は、枚数の少なさや需要の低さなど様々な問題があり再利用が叶わず、結果的に恒信印刷の倉庫や工場の面積を圧迫していました。

しかし破棄するには惜しい質の紙が大量にあったため、今回の配布を決断したそうです。 そうして特設ページを開設し告知するやいなや大反響。

話を聞いた2月28日時点ですでに「メール、電話、来客を合わせると1000件以上」の問い合わせが殺到したそうです。

紙は数百種類、まさに宝の山

受付は個人/法人を問わず可能であり、受け取りの方法は営業時間内での会社への訪問のみ。要望は多いものの、着払いには対応できていないのが現状とのことでした。

また受け取りの際に希望の紙が必ずあるとは言えないこと、配布数に制限はかけていないものの譲り合いの精神を持ってほしいことなど、一般的なマナーが求められるので注意しましょう。 なお、紙の質・サイズ・種類についてはあまりに膨大な数があるため具体的に把握できておらず、「色や柄がついた特殊紙で薄いものから厚いものまで数百種類あります」とのこと。

現在一時的に配布が中断されていますが、気になる方は恒信印刷のWebサイトから問い合わせてみましょう。

見る人が見れば、まさに宝の山のような状態がその先に待っているかもしれません。

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会社情報

恒信印刷株式会社

住所
東京都板橋区板橋2-28-8コーシンビル3階
営業時間
9時〜12時/13時〜18時
休日
日曜、祝日
※駐輪場・駐車場なし
※混雑時、外で長時間待機いただく場合がございます。
※近隣は閑静な住宅街ですので、ご配慮頂きますようお願いいたします。

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