漫画装丁のデザインを徹底解剖するブログ「良いコミック」が書籍化!

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『良いコミックデザイン』

漫画の優れた装丁を見どころ別に紹介する書籍『良いコミックデザイン』が、9月18日(金)に刊行される。

本書を手がけるのは、漫画と装丁の紹介ブログ「良いコミック」の管理人・KT.さん。漫画の多様化・複雑化とともに広がりを見せる、個性的なデザインを紐解いていく。

8つのポイントから漫画装丁の魅力に迫る

「特殊印刷・豪華造本」/『14歳』

本書では、「美しい仕掛け・楽しい仕掛け」「特殊印刷・豪華造本」「色で魅せる」「通巻で魅せる」「構図とモチーフ」「タイトルロゴと配置」「本体表紙・見返し・扉 etc.」「パロディ・○○風」という8つのポイントから、約170冊もの漫画作品の装丁を紹介。

大きな写真や説明とともに、装丁の見どころを存分に伝えるレイアウトとなっている。

「美しい仕掛け・楽しい仕掛け」/『春になるとウズウズしちゃう』『その男、甘党につき』

クリアカバーを通してイメージの変化を楽しめたり、表紙からめくるごとに物語へと誘うような仕掛けを解説。

「色で魅せる」/『亜人』

巧みな背景色のチョイスや文字の配置で、「亜人」の個性的なフォルムを際立たせていることがわかる。

「通巻で魅せる」/『聲の形』『となりの関くん』

通巻で登場人物たちの歩みや作品内容がひと目で伝わる、全巻集めて並べてしまいたくなるようなデザイン。

「タイトルロゴと配置」/『子供はわかってあげない』『ラーメン大好き小泉さん』

イラストに馴染むようなタイトルロゴの配置もあれば、あえて特大タイトルで特定のキャラクターをクローズアップするという工夫も。

「パロディ・○○風」/『ひきょたん!!』『北斗の拳 イチゴ味』

既存の作品をもとにした大胆なパロディデザインも、また見どころのひとつ!?

普段何気なく手にとっている漫画の装丁には、さまざまなデザインの工夫が詰まっていることに気付かされる。プロのデザイナーはもちろん、一般の漫画好きな人々にとっても装丁の奥深さ、楽しさを知ることができる1冊になっている。
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