11月下旬にオープンする新生「渋谷PARCO」に関する記者会見が行われ、施設の詳細が発表された。
各フロアに出店する180もの店舗が明らかになり、早くも新たな渋谷のランドマークになりそうだ。
【画像】渋谷PARCOの内観をもっとみる
建物は渋谷の特徴である「坂」と「通り」に注目し、通路・階段をスペイン坂から螺旋状に建物外周に沿って10階までつなぎ、立体街路として街と融合。
さらにその立体街路には休憩スペースや四季を感じさせる植栽を配置し、人々が集う憩いの場になっている。
「FASHION」では、次世代ファッションデザイナーやブランドの育成を目的とした売り場を展開。 クリエイティブチーム・YARが手がけた3階「GEYSER PARCO」と、東京都より業務委託を受け、東京で活動する意欲と才能あるデザイナーを支援するポップアップショップを運営する4階「PORT PARCO」が登場する。
ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど東京の様々なジャンルを代表する約100の魅力的なショップを集積し、ファッションの面白さを再提案する。
さらに旬なカルチャーを体感できる多種多様なギャラリーとして、美術専門誌『美術手帖』の直営店「OIL by 美術手帖」や、 『ほぼ日刊イトイ新聞』による東京のカルチャーを紹介する“文化の案内所”「ほぼ日カルチャん」と、“常になにかたのしいことに出会える”「ほぼ日曜日」などがオープン。 そして、"JAPAN CULTUREの発信基地"として、国内初の任天堂直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」や、先日のポケモンの発表でも大きな話題を呼んだ「ポケモンセンター シブヤ」が登場。
東映アニメーションによる「LB POP-UP THEATER」、「Tokyo Otaku Mode」の初のリアル店舗『Tokyo Otaku Mode TOKYO』なども集結し、日本を代表するコンテンツを揃えることで、外国人観光客にとっても注目スポットになりそうだ。
さらにパルコ自社運営のミニシアター「CINE QUINTO」や、ライブハウス・CLUB QUATTROがプロデュースするミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」など、多岐にわたるエンタテインメント施設を館内に備えている。 「FOOD」に関しても「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに多様なジャンルの21の飲食店に加え、レコードショップやフェスグッズショップなどを“ごちゃ混ぜ”にした「CHAOS KITCHEN」なども。
「TECHNOLOGY」では、CAMPFIREによる日本初となるクラウドファンディングを活用した実証実験型AIショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」をオープン。 そのほか、店頭販売に加え、「PARCO ONLINE STORE」というネットショップを併設した売り場を展開するなど、デジタル化時代における顧客との新しいコミュニケーションや買い物のあり方を提案していくという。
パルコの代表執行役社長・牧山浩三さんは「渋谷PARCOに行ってから渋谷を楽しんで欲しい」と期待の言葉を口にした。
11月からは5つのジャンルに沿った様々な店舗が新たな渋谷を彩ることになる。オープン日時の詳細は後日発表となっているが、最大級の店舗数&今までにない店舗によって今から注目が集まっている。
これから渋谷PARCOが東京、または日本の文化の最前線になり得るのか、オープンが待ちきれない。
(c)2019, Takenaka Corporation
(c)Sou Fujimoto Architects
各フロアに出店する180もの店舗が明らかになり、早くも新たな渋谷のランドマークになりそうだ。
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世界へ発信する唯一無二の次世代型商業施設
1969年の池袋PARCO開業から50周年を迎える節目の年に“50年目の新しいPARCO”をテーマに新生・渋谷PARCOがオープンする。建物は渋谷の特徴である「坂」と「通り」に注目し、通路・階段をスペイン坂から螺旋状に建物外周に沿って10階までつなぎ、立体街路として街と融合。
さらにその立体街路には休憩スペースや四季を感じさせる植栽を配置し、人々が集う憩いの場になっている。
5つの構成要素を代表する店舗
新たな渋谷PARCOは「FASHION」 「ART&CULTURE」 「ENTERTAINMENT」 「FOOD」 「TECHNOLOGY」の5つの構成要素において現代を代表する180もの店舗が集結した。「FASHION」では、次世代ファッションデザイナーやブランドの育成を目的とした売り場を展開。 クリエイティブチーム・YARが手がけた3階「GEYSER PARCO」と、東京都より業務委託を受け、東京で活動する意欲と才能あるデザイナーを支援するポップアップショップを運営する4階「PORT PARCO」が登場する。
ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど東京の様々なジャンルを代表する約100の魅力的なショップを集積し、ファッションの面白さを再提案する。
ポケモンや任天堂、東映アニメのショップが集結
「ART&CULTURE」では、独自の目線で新しいモノやコトの企画展を創り出し、世界へ向けて情報を発信する「PARCO MUSEUM TOKYO」や、あらゆるジャンルをボーダレスにキュレーションするギャラリー「GALLERY X」を展開。さらに旬なカルチャーを体感できる多種多様なギャラリーとして、美術専門誌『美術手帖』の直営店「OIL by 美術手帖」や、 『ほぼ日刊イトイ新聞』による東京のカルチャーを紹介する“文化の案内所”「ほぼ日カルチャん」と、“常になにかたのしいことに出会える”「ほぼ日曜日」などがオープン。 そして、"JAPAN CULTUREの発信基地"として、国内初の任天堂直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」や、先日のポケモンの発表でも大きな話題を呼んだ「ポケモンセンター シブヤ」が登場。
東映アニメーションによる「LB POP-UP THEATER」、「Tokyo Otaku Mode」の初のリアル店舗『Tokyo Otaku Mode TOKYO』なども集結し、日本を代表するコンテンツを揃えることで、外国人観光客にとっても注目スポットになりそうだ。
PARCO劇場が新たに生まれ変わる
「ENTERTAINMENT」では、2016年から休館していたパルコ文化発信の核「PARCO劇場」が1.5倍の座席数636席に拡張し生まれ変わる。さらにパルコ自社運営のミニシアター「CINE QUINTO」や、ライブハウス・CLUB QUATTROがプロデュースするミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」など、多岐にわたるエンタテインメント施設を館内に備えている。 「FOOD」に関しても「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに多様なジャンルの21の飲食店に加え、レコードショップやフェスグッズショップなどを“ごちゃ混ぜ”にした「CHAOS KITCHEN」なども。
「TECHNOLOGY」では、CAMPFIREによる日本初となるクラウドファンディングを活用した実証実験型AIショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」をオープン。 そのほか、店頭販売に加え、「PARCO ONLINE STORE」というネットショップを併設した売り場を展開するなど、デジタル化時代における顧客との新しいコミュニケーションや買い物のあり方を提案していくという。
渋谷からこれからのカルチャーを
新生渋谷PARCOは建替え計画を2007年より検討を開始し、2015年12月に渋谷区より都市再生特別地区の決定を受け、市街地再開発事業として計画を進めてきた。パルコの代表執行役社長・牧山浩三さんは「渋谷PARCOに行ってから渋谷を楽しんで欲しい」と期待の言葉を口にした。
11月からは5つのジャンルに沿った様々な店舗が新たな渋谷を彩ることになる。オープン日時の詳細は後日発表となっているが、最大級の店舗数&今までにない店舗によって今から注目が集まっている。
これから渋谷PARCOが東京、または日本の文化の最前線になり得るのか、オープンが待ちきれない。
(c)2019, Takenaka Corporation
(c)Sou Fujimoto Architects
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連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
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