このプログラムのラインナップに、ヒップホップの楽曲制作から配信・プロモーションまでを学べる「Beat, Flow and Promotion」が開講することが決まった。
現在確定している講師陣はPARKGOLFさん、Qunimuneさん、Tomgggさん、ASOBOiSMさん、Daichi Yamamotoさん、gummyboyさん、Pennackyさん、Yaona Suiさん、水口瑛介さんの9人。
授業は約半年間で全11回。受講料は22,000円。応募期間は3月26日(木)から4月10日(金)まで。対象は中学生と高校生、またはそれと同等の教育を受けているもの(12歳~18歳)。
音楽経験は不問で、応募資格はPCが持参できる者、保護者の同意を得ることのできる者の2つとなっている。
学べるのは制作・撮影・配信・著作権処理・プロモーション
本講座では隔週11回のクラスを通じて、ビート制作、ラップ、ビデオ撮影、デジタル配信、著作権処理、プロモーションまで、アーティストに必要な知識や制作過程を一貫して学ぶことができる。課外授業も用意されており、参加アーティストのライブ見学やLINE MUSICによる「セルフプロモーション講座」などが実施される予定。
それぞれの講師陣が担当するパートは以下の通り。
ビート制作:PARKGOLF、Qunimune、Tomggg
ラップ制作:ASOBOiSM、Daichi Yamamoto、gummyboy
ビデオ制作:Pennacky、Yaona Sui、他1名未定
著作権について:水口瑛介(Law and Theory代表)
LINE MUSIC、LINE RECORDSなどが受講者をサポート
本講座の企画及び運営を手がけるのは、遠山啓一さんが代表をつとめるディレクションチーム・CANTEEN。協賛はAbleton、LINE MUSIC、LINE RECORDS、TuneCore Japan。機材協力はSoundHouseが担う。
LINE RECORDSは本講座の受講料補助もおこなっているため、約半年間全11回の講座が比較的受講しやすい価格(22,000円)になっている。
また、LINE MUSICはインディーズアーティストのサポートの一環として、全11回の講座を独占映像コンテンツとして配信。参加できない人にも、オンラインラーニングの機会を提供する。
最前線で活躍する若手アーティストと充実した環境で学ぶ本講座での経験は、アーティスト活動の第一歩を踏み出したい中高生にとって大きな財産になるだろう(外部リンク)。
ヘッズ、全員集合〜!
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募集要項
Beat, Flow and Promotion
- 受講料
- 2万2000円(税別)
- 応募期間
- 2020年3月26日(木)〜2020年4月10日(金)
- 対象
- 中学生、高校生、またはそれと同等の教育を受けているもの(12歳~18歳)
- 応募資格
- ①音楽経験不問 ②PCの持参 ③保護者の同意を得ることのできるもの
【選考方法】
下記フォームからの応募者から9名を選出
https://beat-flow-and-promotion.peatix.com/
【授業内容】
1. どんなアーティストになりたい?(イントロダクション、リサーチ)
2020年5月12日 17:00-19:00 講師:CANTEEN
最初の数十分で今回のプログラム全体の説明をします。そこからCANTEEN独自のメソッドを使い、自分がどんなアーティストになってどんな曲を作りたいか、どんな人に聞いてほしいか、どんな世界観を表現したいかなどを深掘り。今回のプログラムに不可欠なアーティスト像を作っていきます。
2. トラックを作ってみよう!(ビート制作)
2020年5月26日 17:00-19:00 講師:PARKGOLF、Qunimune、Tomggg
まずはラップを乗せるビート作りから始まります。日本の音楽業界の最前線で活躍するトラックメーカー3人を呼んで、3人づつのグループでトラックを制作します。全てゼロからでは大変なので、講師の方が用意してくれたループやセッティングを元に、自分の作りたいトラックを簡単に作ります。
3. トラックを作ってみよう!(ビート制作)
2020年6月9日 17:00-19:00 講師:PARKGOLF、Qunimune、Tomggg
宿題で仕上げてきた自分のビートを発表。お互いにフィードバックを加えながらトラックを完成に近づけていきます。
4. ラップってどうやればいいの?(ラップレクチャー)
2020年6月23日 17:00-19:00 講師:ASOBOiSM、Daichi Yamamoto、gummyboy
ラップのパートは少し難しいため、最初の授業は座学中心になります。日本で活躍するラッパーを3人講師として呼んで、それぞれのリリックやフローの作り方を講義してもらいます。生徒はその中から、自分とスタイルの合う講師を見つけ、次の授業から実践的なラップの制作に入ります。
5. トラックにラップをのせてみよう!①(ラップレコーディング・ミックス)
2020年7月7日 17:00-19:00 講師:ASOBOiSM、Daichi Yamamoto、gummyboy
ラップのレコーディングといっても、すぐに上手くなるわけではありません。講師に出された宿題をこなしつつ、何回もスタジオでレコーディングに臨みます。
6. トラックにラップをのせてみよう!②(ラップレコーディング・ミックス)
2020年7月21日 17:00-19:00 講師:ASOBOiSM、Daichi Yamamoto、gummyboy
ここまで取り組んできたラップを発表。お互いにフィードバックを加えながら、ラップをトラックに乗せた状態で楽曲の制作が一旦完成します。ここからは自分の曲をどうやって聞いてもらうかというフェーズに入ります。
7. ビジュアルはどうする?(ビジュアルリサーチ)
2020年8月4日 17:00-19:00 講師:Pennacky、Yaona Sui、他1名未定
曲を聞いてもらう時に、どんなジャケットやアーティストイメージを持っているかはとても重要です。MVやジャケットなどを手がけるアーティストの方々を招き、座学中心に自分の曲やアーティスト性をビジュアルに落とし込むワークショップを行います。ここで考えられた絵やイメージがこの後MVになります。
8. MVを撮ってみよう!(MV企画)
2020年8月18日 17:00-19:00 講師:Pennacky、Yaona Sui、他1名未定
このパートでは自分の携帯を使って簡単なMVを曲に沿って作ります。ただの音楽が総合芸術としてのヒップホップに昇華する面白さを感じてもらうため、最前線で活躍する講師の方々のアイディアを借りながら、街に繰り出しつつ独自のビデオを撮影していきます。
9. 動画を編集してみよう!(MV撮影編集)
2020年9月1日 17:00-19:00 講師:Pennacky、Yaona Sui、他1名未定
撮影し終わったらビデオを自分で編集してみます。講師の方から簡単なソフトの使い方を習い、そこからエフェクトや切り替えなどを駆使して自分のMVを作ります。ここまでで、一通りの制作が完成し、あとは配信して世界中の人に聞いてもらうまでもう少しです。
10. どうやってみんなに聴かせる?権利ってなに?(配信・権利)
2020年9月15日 17:00-19:00 講師:TuneCore + Law and Theory
この授業では、自分の楽曲とMVを世界の人に聞いてもらうために、TuneCoreというサービスを利用して楽曲を配信します。またその時に気をつけるべきことや著作権について、専門家を招いて講師をしてもらいます。
11. どうやってみんなに広める?(プロモーション)
2020年9月29日 17:00-19:00 講師:CANTEEN
最後は配信されている自分の作品をどれだけ多くの人に聞いてもらうかを講義してもらいます。ツイートやインスタのポスト一つ一つ、ビデオのカウントダウンなど楽曲に興味を持ってもらう方法は多くあります。アーティストのプロモーションを本業とするプロデューサーの方々と相談しつつ、自分の楽曲をいかに聞いてもらうか考え、実践します。
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