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POPなポイントを3行で

  • 有名プレイヤー2人が世界32人しか選ばれないリーグから除名
  • 新たに選ばれた2名の選出方法に賛否
  • プロリーグの在り方を巡って不満が噴出している

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実績よりも人気を重視? 『Magic: The Gathering』プロリーグに賛否

画像は『MTG ARENA』公式サイトより

世界初のトレーディングカードゲームとして絶大な支持を誇る「Magic: The Gathering(MTG)」のプロリーグに関する情報が連日、騒然としている。

日本最高のプレイヤーと呼び声の高かった渡辺雄也選手が30ヶ月の公式大会出場停止及びMPL(マジック・プロリーグ)から除名処分を受けたのは先日報道した通り。 5月14日にはアメリカのプロプレイヤーであるGerry Thompson選手がMPLからの脱退を発表。

いずれも、これまで『MTG』の国際大会で大きな実績を残してきた人物だった。

この2名によって空いた2つの枠について、運営はゲーム配信者のSavjz(Janne Mikkonen)選手とJess Estephan選手を抜擢。しかし2人の選出に賛否が渦巻いている。

MPL(マジック・プロリーグ)とは何か?

2019_MPL_logo MPLは、トッププレイヤー32名が行う世界最高峰のリーグ戦。世界で32人の選手だけが選ばれ、プレイヤーには年間75,000ドルの契約金が支払われる。

シーズン中にはMPLプレイヤー同士でMTGのデジタル版「MTG ARENA」対戦の動画配信を毎週行い、「ミシックチャンピオンシップ:MTG ARENA」2日目へのシード出場権利を獲得を競う。
MTG ARENA ゲーム画面

MTG ARENA ゲーム画面

また、MPLプレイヤーは「MTG ARENA」を用いた賞金総額100万ドルの大会「ミシックインビテーショナル」にも招待される。同大会はMPLプレイヤーや『MTG』界の有名人、配信者なども参加している。

発足当初から、MPLへの選手の加入・オファーは、前年度に獲得したプロ・ポイント順に行われている。

しかし今回新たにMPLプレイヤーとして発表された2人はプロ・ポイント獲得を参照しない人選。本来の方式であれば選ばれなかったメンバーだ。その決定にMPLの意義を問うような形で賛否両論の議論へと発展している。

実績よりも人気で選んでいる?

批判は「レベル・プロ」と呼ばれるプロポイントを多く獲得/目標としてきたプレイヤーたちから上がっており、これまで『MTG』の公式大会で実績を残したことのないプレイヤーを抜擢したことへの苦言となっている。

一方で、Jess Estephan選手はグランプリシドニー2018優勝、Savjz選手はハースストーンの有名プレイヤーでありミシックインビテーショナルTOP4の実績を持っている。 しかしながらMPLは近年、『MTG』が最も力を入れている「MTG ARENA」を用いることもあり、e-Sportsという興行を盛り上げるという目的もある。ライブ配信に慣れた有名ゲーム実況者を起用する意図も汲んで取れる。

今回のMPLプレイヤーの補填を「実績よりも人気」を優先したものとして読み取り、批判することも可能だが、e-Sportsという興行と競技の間で揺れる現在の『Magic: The Gathering』を象徴する出来事といえる。

なお、MPLを辞退したGerry Thompson選手は、辞退した理由を記した声明文において「MPLの現体制の不透明さ」を挙げている(外部リンク)。

競技と遊びと興行の成立の難しさ

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