海賊版サイトの討論会をニコ生で実施 川上量生も登壇

海賊版サイトの討論会をニコ生で実施 川上量生も登壇
海賊版サイトの討論会をニコ生で実施 川上量生も登壇

川上量生さん/2016年のN高等学校発表会より

POPなポイントを3行で

  • 海賊版サイト対策の討論番組をニコニコ生放送で実施
  • コンテンツ事業者や法律家、ネット関連団体代表者ら参加
  • ブロッキングを積極支持する川上量生さん登壇に注目
激論 どうなる、海賊版サイト対策のこれから」と題された討論番組が、ニコニコ生放送にて、6月22日(金)19時から配信される。

ドワンゴ取締役CTOでカドカワ代表取締役社長もつとめる川上量生さんをはじめ、NGN IPoE協議会会長の石田慶樹さん、一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会副会長の立石聡明さん、一般社団法人インターネットユーザー協会幹事の中川譲さん、そして弁護士の村瀬拓男さんや森亮二さんが登壇する。

司会は、ジャーナリストの堀潤さんがつとめる。

海賊版サイト議論の大まかな流れ

2017年末頃から、無料で漫画が閲覧できる「漫画村」をはじめとする海賊版サイト問題が活発に議論され、社会現象として認知されるようになっていた。

2018年4月に、政府は新制度の次期国会での法制化と、「漫画村」を含む海賊版3サイトに対するブロッキングを暫定的にプロバイダーが行うことを許容する考えを示した。

ただし、当初からブロッキング施行については、憲法違反に当たる可能性などが指摘されており、拙速な導入を批判する声もあった。

政府の見解が示され、プロバイダー最大手であるNTTグループが自主的な規制の実施を表明したことも物議を醸した。

現在も議論が続いている状況の中、今後の法制化にどう向き合うかについて、コンテンツ事業者や法律家、ネット関連団体代表者らによる討論が実施される。

討論は、niconicoと一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会の共催で行われる。

川上量生の登壇に注目集まる

特に、海賊版サイトに対する自主規制を表明したNTTグループへ積極的に働きかけた川上量生さんの登壇に注目が集まる。

ドワンゴの創業者で、現在は合併したカドカワのトップをつとめる川上量生さんは、政府の知的財産戦略本部でも本部員をつとめた当事者でもある。

政府がブロッキングを促す決定をした後も、「ニコニコ生放送」や「ニコニコ動画」を運営するプラットフォーム企業であるドワンゴ、およびコンテンツホルダーである出版社・KADOKAWAを傘下に持つ身として、メディアでのインタビュー(外部リンク)や自身のブログ(外部リンク)にて、法整備が整わない現状におけるブロッキングの有効性と必要性を説いてきた。

政府の見解が示されて以降、川上さんが討論会という形で公に姿を現して海賊版およびブロッキングについて議論する初めての機会となる。

海賊版の議論やその後の波及

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イベント情報

激論 どうなる、海賊版サイト対策のこれから

放送
ニコニコ生放送
放送日時
6月22日(金)19:00開始
出演者
進行・堀潤(ジャーナリスト、市民ニュースサイト「8bitNews」代表)
石田慶樹(一般社団法人日本ネットワークインフォメンションセンター(JPNIC)常務理事)
川上量生(カドカワ株式会社代表取締役社長)
立石聡明(一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)副会長)
中川譲(一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)幹事)
村瀬拓男(弁護士)
森亮二(弁護士)

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