第9回中国国際動漫節 参加者123万人、日本から東映アニメ、集英社など参加

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第9回中国国際動漫節 参加者123万人、日本から東映アニメ、集英社など参加
第9回中国国際動漫節 参加者123万人、日本から東映アニメ、集英社など参加

開催される杭州は、中国を代表する文化都市。(c)Getty Images

中国最大規模のアニメーションとマンガの国際イベントである中国国際動漫節(CHINA INTERNATIONAL CARTOON ANIMATION FESTIVAL)が、4月26日から5月1日まで浙江省杭州市で今年も開催された。近年、官民一体化した文化、産業支援をする中国では、アニメーションやマンガ関連のイベントも数多い。
しかし、今年で9回を迎える中国国際動漫節は、国家規模でのイベントであること、会場がコンテンツ産業の拠点である杭州であること、比較的早い時期から開催されていることなど、ひと際注目の大きい存在だ。

2013年の来場者数は123万人にも及ぶ。日本の東京国際アニメフェアの10倍以上、米国のコミコンやフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭と比べても桁数がひとつ違う超弩級の大型イベントと言えるだろう。
動員の大半は一般市民によるものだが、近年、注目されるのは、ビジネス機能と文化振興の機能が年々拡大していることだ。ビジネス面では見本市、企画マーケット、企業展示、シンポジウム、セミナーなどが設けられた。企業団体の参加は、68ヵ国・地域から472企業・団体となった。このなかには日本の東映アニメーションや集英社、さらに米国のディズニーなども含まれる。

文化面ではアニメーションアワード金猴賞が注目を浴びている。2013年の金猴賞は映画部門を中国の人気アニメーション『喜羊羊与灰太狼』の最新作が受賞した。
ただし、金猴賞以外の数多く設けられた賞も、中国製作の作品で占められている。国際的なアワードというよりも、国内アニメーション産業振興の一環との位置づけとみられる。
ファン向けのイベントでは、カラオケ大会やコスプレ大会 などが行われている。全体に日本のアニメやマンガの印象は大きくないが、例えばコスプレ大会には「COSPLAY」のロゴが用いられるなど日本の影響も感じさせる部分である。


中国国際動漫節
http://www.cicaf.com/

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