文化庁の若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の2013年度の作品『リトルウィッチアカデミア』の展覧会「『リトルウィッチアカデミア』とアニメミライ~等身大原動画でみる作画の魔術~」が、アーツ千代田3331にて、2月22日(土)から27日(木)までの6日間開催される。
『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』などで活躍した名アニメーター・吉成曜さんの初監督作品で、制作スタジオは、現在絶賛放送中のTVアニメ『キルラキル』のトリガーだ。
幼いころ見た魔法ショーで魔法に憧れ、魔女育成名門校に入学したアッコだが、授業では空回りの連続。しかし、ある日授業中に起きたハプニングで学校が崩壊の危機に立たされた時、仲間と共にこの危機に立ち向かっていく──というストーリー。
本編をYouTubeやニコニコ動画で公開したところ、国内のみならず海外からも人気を集め、2013年7月にアメリカのクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で続編製作資金を募集すると、開始から5時間で目標の15万ドル(日本円で約1500万円)を達成してしまったほどだ。
この度の展示は、そんな『リトルウィッチアカデミア』の魅力を、アニメーターの“技”に焦点をあてて紐解く企画となる。展示の見どころは、300点に及ぶ直筆原画と等身大原動画だ。
300点の直筆原画は今回が初公開となっており、30メートルに渡って展示され、一大パノラマとして展望できる。
また、多くのファンを虜にしたキャラクターの「動き」を、連続する原動画を等身大サイズに拡大したインスタレーションによって、リアルに体感することができる。
本展示会の主催は、「コードギアス亡国のアキト展」や「魔法少女まどか☆マギカ等身大原動画展」などを手がけたこともある、明治大学国際日本学部の森川嘉一郎研究室。会場となるアーツ千代田3331は東京・秋葉原の近郊に位置し、「大友克洋GENGA展」をはじめ、これまでにも様々なアニメ関連の展示が行われてきた場所だ。
さらに、同じく「アニメミライ2013」の作品である『デス・ビリヤード』についての展示や、公開直前の「アニメミライ2014」の4作品についても特設展示を設け、未公開情報が見られるとのこと。
そして、これだけのボリュームで貴重な資料が展示されるにもかかわらず、入場料は無料となっている。これは、行くしかない!
「2014」は、以下の4社4作品が参加。 『アルモニ』
制作:ウルトラスーパーピクチャーズ(『キルラキル』、『蒼き鋼のアルペジオ』)
監督:吉浦康裕(『サカサマのパテマ』、『イヴの時間』)
『大きい1年生と小さな2年生』
制作:A-1 Pictures(『アイドルマスター』、『銀の匙 Silver Spoon』)
監督:渡辺歩(『宇宙兄弟』、『謎の彼女X』)
『パロルのみらい島』
制作:シンエイ動画(『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』)
監督:今井一暁(『ドラえもん』絵コンテ・演出、『戦場のヴァルキュリア』演出)
『黒の栖 ─クロノス─』
制作:STUDIO4℃(『鉄コン筋クリート』、『ベルセルク 黄金時代篇』)
監督:恩田尚之(『ベルセルク 黄金時代篇』、『PSYCHO-PASS サイコパス』総作画監督)
リニューアルされたアニメミライ公式サイトでは、作品内容や上映劇場の詳細が公開されている。上映は期間限定のため、見逃しのないよう、詳しくは公式サイトを確認して欲しい。
さらに2月10日(月)からは、アニマックスにてアニメミライ2013までの全12作品の一挙放送も予定されているとのこと。
限られた予算の中、なかなか公開の機会を増やすことが難しかったアニメミライだったが、これを機により多くのファンが手に取ることができるようになった。
また、アニメミライに参加したアニメスタジオによって「一般社団法人アニメミライ」が設立されることも発表されており、「『リトルウィッチアカデミア』とアニメミライ~等身大原動画でみる作画の魔術~」展にもクレジットが記載されている。これからの動きにも注目したい。
※追記(2014年1月23日):一部誤解を招きやすい表現がございましたので、読者の皆様および関係各位にお詫び申し上げると共に、慎んで訂正いたします
「アニメミライ2014」参加社決定! A-1 Pictures、STUDIO4℃など
トリガー『リトルウィッチアカデミア』続編、Kickstarterで制作資金を募集!
文:たかはしさとみ
作画の魔術師の技を体感
『リトルウィッチアカデミア』は、「アニメミライ2013」プロジェクトで制作された、約25分の短編アニメーション。『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』などで活躍した名アニメーター・吉成曜さんの初監督作品で、制作スタジオは、現在絶賛放送中のTVアニメ『キルラキル』のトリガーだ。
幼いころ見た魔法ショーで魔法に憧れ、魔女育成名門校に入学したアッコだが、授業では空回りの連続。しかし、ある日授業中に起きたハプニングで学校が崩壊の危機に立たされた時、仲間と共にこの危機に立ち向かっていく──というストーリー。
本編をYouTubeやニコニコ動画で公開したところ、国内のみならず海外からも人気を集め、2013年7月にアメリカのクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で続編製作資金を募集すると、開始から5時間で目標の15万ドル(日本円で約1500万円)を達成してしまったほどだ。
この度の展示は、そんな『リトルウィッチアカデミア』の魅力を、アニメーターの“技”に焦点をあてて紐解く企画となる。展示の見どころは、300点に及ぶ直筆原画と等身大原動画だ。
300点の直筆原画は今回が初公開となっており、30メートルに渡って展示され、一大パノラマとして展望できる。
また、多くのファンを虜にしたキャラクターの「動き」を、連続する原動画を等身大サイズに拡大したインスタレーションによって、リアルに体感することができる。
本展示会の主催は、「コードギアス亡国のアキト展」や「魔法少女まどか☆マギカ等身大原動画展」などを手がけたこともある、明治大学国際日本学部の森川嘉一郎研究室。会場となるアーツ千代田3331は東京・秋葉原の近郊に位置し、「大友克洋GENGA展」をはじめ、これまでにも様々なアニメ関連の展示が行われてきた場所だ。
さらに、同じく「アニメミライ2013」の作品である『デス・ビリヤード』についての展示や、公開直前の「アニメミライ2014」の4作品についても特設展示を設け、未公開情報が見られるとのこと。
そして、これだけのボリュームで貴重な資料が展示されるにもかかわらず、入場料は無料となっている。これは、行くしかない!
「2014」作品公開間近!
5年目に突入した「アニメミライ」プロジェクトだが、最新作「アニメミライ2014」がいよいよ3月1日(土)より公開される。「2014」は、以下の4社4作品が参加。 『アルモニ』
制作:ウルトラスーパーピクチャーズ(『キルラキル』、『蒼き鋼のアルペジオ』)
監督:吉浦康裕(『サカサマのパテマ』、『イヴの時間』)
『大きい1年生と小さな2年生』
制作:A-1 Pictures(『アイドルマスター』、『銀の匙 Silver Spoon』)
監督:渡辺歩(『宇宙兄弟』、『謎の彼女X』)
『パロルのみらい島』
制作:シンエイ動画(『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』)
監督:今井一暁(『ドラえもん』絵コンテ・演出、『戦場のヴァルキュリア』演出)
『黒の栖 ─クロノス─』
制作:STUDIO4℃(『鉄コン筋クリート』、『ベルセルク 黄金時代篇』)
監督:恩田尚之(『ベルセルク 黄金時代篇』、『PSYCHO-PASS サイコパス』総作画監督)
リニューアルされたアニメミライ公式サイトでは、作品内容や上映劇場の詳細が公開されている。上映は期間限定のため、見逃しのないよう、詳しくは公式サイトを確認して欲しい。
アニメミライ2014 劇場予告(第1弾)
アニメミライ過去作品、すべてレンタル化!
また、TSUTAYAにて、「アニメミライ2013」までの全12作品のレンタルがスタートする。「アニメミライ2013」 1月22日(水)レンタル開始
『龍 RYO』、『アルヴ・レズル 機械仕掛けの妖精たち』、『デス・ビリヤード』、『リトルウィッチアカデミア』「アニメミライ2012」 2月19日(水)レンタル開始
『BUTA』、『わすれなぐも』、『しらんぷり』、『ぷかぷかジュジュ』「アニメミライ2011」 3月5日(水)レンタル開始
『キズナ一撃』、『万能野菜 ニンニンマン』、『おぢいさんのランプ』、『たんすわらし。』さらに2月10日(月)からは、アニマックスにてアニメミライ2013までの全12作品の一挙放送も予定されているとのこと。
限られた予算の中、なかなか公開の機会を増やすことが難しかったアニメミライだったが、これを機により多くのファンが手に取ることができるようになった。
また、アニメミライに参加したアニメスタジオによって「一般社団法人アニメミライ」が設立されることも発表されており、「『リトルウィッチアカデミア』とアニメミライ~等身大原動画でみる作画の魔術~」展にもクレジットが記載されている。これからの動きにも注目したい。
※追記(2014年1月23日):一部誤解を招きやすい表現がございましたので、読者の皆様および関係各位にお詫び申し上げると共に、慎んで訂正いたします
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文:たかはしさとみ
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