文化庁による若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の2014年度の参加社が決定した。
5月15日(水)に開かれた選定・評価委員会での10時間にも及ぶ検討の結果、15社17企画から選ばれたのは、以下の4社4作品となった。
プロデューサー:稲垣亮祐
作品名:アルモニ
ウルトラスーパーピクチャーズは、フルCGアニメスタジオのサンジゲンと、アニメスタジオのトリガー・Ordet・ライデンフィルムの4社の持株会社。前回の「アニメミライ2013」にはトリガーが単独で参加していたが、今回は「ウルトラスーパーピクチャーズ」としての参加となっているため、どんな制作体制になるのか気になるところ。監督の吉浦さんは、脚本、演出、撮影、編集、3DCGなど、何でもこなすスーパークリエイターだ。特に、3DCGを使った演出には定評がある。制作チームにサンジゲンがいることからも、今作もCG演出に期待できるだろう。
プロデューサー:外﨑真
作品名:大きい一年生と小さな二年生
A-1 Picturesは、現在放送中の『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』や、今夏公開の『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』といった、数々のヒット作を生み出しているスタジオ。日常系からアクションものまであらゆるジャンルを制作し、その評価は高い。監督の渡辺さんは、アニメーターや演出、監督として数々の「ドラえもん」映画を手掛けてきたクリエイター。最近は『謎の彼女X』『宇宙兄弟』などの監督を務め、独特の演出や作画で注目を集める、期待のアニメ監督の1人だ。
プロデューサー:岡田麻衣子
作品名:パロルと未来島(仮)
シンエイ動画は前身の「Aプロダクション」から続く歴史のあるスタジオ。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「あたしンち」など、主にファミリー向けの作品を制作している。監督の今井さんは「ドラえもん」の制作にも多く参加しているクリエイターで、シンエイ動画からの参加に、ネット上ではファンの期待の声が見られる。なお、今井さんは今作が初監督のようだ。
プロデューサー:田中栄子
作品名:カゼノソラシタ
STUDIO4℃は『鉄コン筋クリート』や『アニマトリックス』で知られ、独特の作画や画作りに提供のある国内でも有数の尖ったスタジオ。監督の恩田さんは数多くの作品で作画監督やキャラクターデザインを務め、その美麗な絵にファンも多い。なお、劇場アニメ『ベルセルク 黄金時代篇』ではSTUDIO4℃がアニメーション制作を、恩田さんがキャラクターデザインと総作画監督を務めていた。また、今作が恩田さんの初監督作品となる。
どうやらアニメミライ2014も、制作スタジオ、監督共に期待できるラインナップになっている。
前回の「アニメミライ2013」は、数量限定ながらも見事ブルーレイパッケージを完売するなど、十分な反響を集めたといえる。出来上がった4作品についても見事な仕上がりで、ネット上で無料配信することでも話題になった『リトルウィッチアカデミア』については、夏に向けてブルーレイパッケージ化することも発表された。
こうして良質なアニメ作品を見ることができるのはファンにとっては非常に嬉しいことだが、アニメミライの目的は、作品の制作ではなく、あくまで若手アニメーターの育成にある。アニメ制作の現場はしばしば問題点を指摘されているが、このアニメミライが、そんなアニメ業界を盛り上げてくれることを願うばかりだ。
アニメミライ[ animemirai ] ― ニュース
http://www.animemirai.jp/news.php?p=161
文:たかはしさとみ
5月15日(水)に開かれた選定・評価委員会での10時間にも及ぶ検討の結果、15社17企画から選ばれたのは、以下の4社4作品となった。
株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ
監督:吉浦康裕プロデューサー:稲垣亮祐
作品名:アルモニ
ウルトラスーパーピクチャーズは、フルCGアニメスタジオのサンジゲンと、アニメスタジオのトリガー・Ordet・ライデンフィルムの4社の持株会社。前回の「アニメミライ2013」にはトリガーが単独で参加していたが、今回は「ウルトラスーパーピクチャーズ」としての参加となっているため、どんな制作体制になるのか気になるところ。監督の吉浦さんは、脚本、演出、撮影、編集、3DCGなど、何でもこなすスーパークリエイターだ。特に、3DCGを使った演出には定評がある。制作チームにサンジゲンがいることからも、今作もCG演出に期待できるだろう。
株式会社A-1 Pictures
監督:渡辺歩プロデューサー:外﨑真
作品名:大きい一年生と小さな二年生
A-1 Picturesは、現在放送中の『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』や、今夏公開の『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』といった、数々のヒット作を生み出しているスタジオ。日常系からアクションものまであらゆるジャンルを制作し、その評価は高い。監督の渡辺さんは、アニメーターや演出、監督として数々の「ドラえもん」映画を手掛けてきたクリエイター。最近は『謎の彼女X』『宇宙兄弟』などの監督を務め、独特の演出や作画で注目を集める、期待のアニメ監督の1人だ。
シンエイ動画株式会社
監督:今井一暁プロデューサー:岡田麻衣子
作品名:パロルと未来島(仮)
シンエイ動画は前身の「Aプロダクション」から続く歴史のあるスタジオ。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「あたしンち」など、主にファミリー向けの作品を制作している。監督の今井さんは「ドラえもん」の制作にも多く参加しているクリエイターで、シンエイ動画からの参加に、ネット上ではファンの期待の声が見られる。なお、今井さんは今作が初監督のようだ。
株式会社スタジオよんどしい(STUDIO4℃)
監督:恩田尚之プロデューサー:田中栄子
作品名:カゼノソラシタ
STUDIO4℃は『鉄コン筋クリート』や『アニマトリックス』で知られ、独特の作画や画作りに提供のある国内でも有数の尖ったスタジオ。監督の恩田さんは数多くの作品で作画監督やキャラクターデザインを務め、その美麗な絵にファンも多い。なお、劇場アニメ『ベルセルク 黄金時代篇』ではSTUDIO4℃がアニメーション制作を、恩田さんがキャラクターデザインと総作画監督を務めていた。また、今作が恩田さんの初監督作品となる。
どうやらアニメミライ2014も、制作スタジオ、監督共に期待できるラインナップになっている。
前回の「アニメミライ2013」は、数量限定ながらも見事ブルーレイパッケージを完売するなど、十分な反響を集めたといえる。出来上がった4作品についても見事な仕上がりで、ネット上で無料配信することでも話題になった『リトルウィッチアカデミア』については、夏に向けてブルーレイパッケージ化することも発表された。
こうして良質なアニメ作品を見ることができるのはファンにとっては非常に嬉しいことだが、アニメミライの目的は、作品の制作ではなく、あくまで若手アニメーターの育成にある。アニメ制作の現場はしばしば問題点を指摘されているが、このアニメミライが、そんなアニメ業界を盛り上げてくれることを願うばかりだ。
アニメミライ[ animemirai ] ― ニュース
http://www.animemirai.jp/news.php?p=161
文:たかはしさとみ
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