「アニメ制作の核心に迫れた」 アニメ(ーター)見本市監督陣が振り返り

「アニメ制作の核心に迫れた」 アニメ(ーター)見本市監督陣が振り返り
「アニメ制作の核心に迫れた」 アニメ(ーター)見本市監督陣が振り返り

日本アニメ(ーター)見本市 セカンドシーズン/(c) nihon animator mihonichi LLP.

スタジオカラードワンゴによる短編アニメ配信プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」が、3月13日(金)よりセカンドシーズンを開始する。

キルラキル』などを製作したアニメ制作会社・TRIGGERの参加や、大ヒット中の映画『ベイマックス』でコンセプトデザインをつとめたコヤマシゲトさん、漫画家の安野モヨコさんらが新たに監督としてラインナップされるなど、これまで以上にバラエティに富んだ短編アニメを配信していく。

【庵野秀明監修】「日本アニメ(ーター)見本市」セカンドシーズン新作プロモーションビデオ

そして今回、第1期で個性的で独特な世界観の作品を送り出してきた監督陣がそれぞれの作品を振り返った特別コメントが編集部に届いた。

巨大ロボットものを描いた『イヴの時間』や『サカサマのパテマ』などで知られる吉浦康裕さん、「エヴァンゲリオン」の別世界を描いて話題を呼んだ荒牧伸志さんといった、日本アニメ(ーター)見本市を彩った面々によるふりかえりコメントを紹介していきたい。

「日本アニメ(―ター)見本市」第1期監督陣による ふりかえりコメント

Q1.本企画をきいたときの感想は?
Q2.実際にアニメ制作ををしてみての感想、これまでの制作現場との違いや、手ごたえは?
Q3.今後のアニメ制作における展望などあれば

第2話『HILL CLIMB GIRL』監督・谷東さん

A1.スタジオカラー デジタル部の案件で、尊敬していて仲良くして頂いていた方達からお話をいただき、しかも自転車案件。お話を頂いたのは2014年初頭だったと思うのですが、なんていい年なんだって思いました。僕の年代には多いと思うのですが約20年前にエヴァをみて業界に入る決意をしたので、テンションあがりました。

A2.CGアニメは初めてでしたが、ある程度作りこんでからのアングルやレンズの検討など、演出の自由さに3Dの未来を感じました。アニメーターの方からは毎日、こんなカット、こんなつなぎ、こんな見せ方はどうかと山のように提案を頂きました。スタジオカラーの現場の貪欲な熱気は、ものすごく刺激になりました。

A3.チャンスが有ればまたCGアニメを作りたいです。アニメにおけるCGの画面比率は今後減ることはそうないと思います。

第3話『ME!ME!ME!』監督・吉崎響さん

A1.作り手が主体となる唯一無二のすごい企画だと思いました。そして夢を実現できるチャンスにめぐり合えた!と思いました。

A2.本当に自由に作らせてもらえて、学生時代の文化祭をやっているような感覚でとても楽しかったです。才能ある多くの方々と関れたり、アニメーション制作の核心に迫れた気がしました。

A3.またオリジナルの作品を作りたいと思いました。ありがとうございました!

第6話『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヵ月ペット不可』監督・前田真宏さん

A1.大胆、かつ面白そうだなと。

A2.贅沢な体制でやらせてもらえて感謝感謝です!スタッフの優秀さに助けられております。

A3.ひたすら頑張るのみです!楽しいので。

第8話『そこからの明日』監督・林明美さん

A1.短編という単語は落とし穴だな、、とwwww

A2.スタジオカラー自体が特殊な現場(制約があまりない)なので、そういう意味では通常営業なだった印象ですが(笑) フタを開けたらはやっぱり大変になってしまったカンジですね、、

A3.狭まってしまった表現やジャンルがまた多様になると良いと切に感じますw

第11話『POWER PLANT No.33』監督・吉浦康裕さん

A1.短編アニメを自由に制作できる企画は非常に貴重だと、参加を即断しました。また、本企画のような枠組みでなければ制作できないタイプのアニメを創ろう!とも同時に思いました。

A2.無二な作品になったと感じています。

A3.この企画で制作できた成果を元に、より大きな作品へと繋げてゆきたいです。短編制作だけに留まらず、より発展させてゆくことが本企画に対する最大の恩返しだと思っています。

第12話『evangelion:Another Impact (Confidential)』監督・荒牧伸志さん

A1.庵野さんが「商売抜きで」と言っていたので、こちらも商売抜きで本気でやりたいと思いました。

A2.ショートという形で、ヱヴァンゲリヲンに少しだけ触らせてもらったわけですが、スタッフのモチベーションも高く、やっぱり刺激的だな、おもしろいなと。

A3.今回のように、いろんな尺、スタイルの作品を発表する場があれば、人材や製作現場が育つのではないかと期待してます。

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