1月23日(金)、若手劇作家の奨励と育成を目的に白水社が主催する戯曲賞「第59回岸田國士戯曲賞」のノミネート作品が発表された。
今回、最終候補にノミネートされた作品は、小説家として活躍する古川日出男さんの『冬眠する熊に添い寝してごらん』、AV監督でもあり演劇ユニット「ブス会*」主宰・ペヤンヌマキさんの『男たらし』、演劇集団「範宙遊泳」主宰で今回唯一の20代となった山本卓卓さんの『うまれてないからまだしねない』など、計8作品。
なお、「第59回岸田國士戯曲賞」は、2月16日(月)に選考会が行われ、受賞作品の発表は、同日、白水社のウェブサイトにて行われる。
演劇の上演のために執筆された脚本や、上演台本のかたちで執筆された文学作品、「戯曲」を選考対象としている。
新人劇作家の登竜門と位置づけられており、「演劇界の芥川賞」とも称されている。
今回発表された第59回の最終ノミネート作品は、以下の8作品。
『古畑任三郎』の三谷幸喜さんや、『あまちゃん』の宮藤官九郎さんといったヒットドラマの脚本家。『天元突破グレンラガン』、『キルラキル』など人気アニメの原作、構成・脚本を担当する中島かずきさんも過去に受賞しており、演劇以外のフィールドでも活躍している作家も数多く輩出している。
近年では、ままごとの柴幸男さん、サンプルの松井周さん、はえぎわのノゾエ征爾さん、マームとジプシーの藤田貴大さん、ハイバイの岩井秀人さんなど、演劇界で最注目の劇作家/演出家が栄冠に輝いた。
2014年の第58回では、現代美術家/パフォーマーでもある飴屋法水さんの上演台本『ブルーシート』が受賞している。東日本大震災に見舞われ、福島第1原発から半径50キロ圏内にある福島県いわき市の高校生たちとの共同作業で生まれた作品だ。
岸田國士戯曲賞の受賞作品も、書籍化されている戯曲が数多くあるので、小説を読むような感覚で、演劇の魅力に触れてみてはいかがだろうか。
今回、最終候補にノミネートされた作品は、小説家として活躍する古川日出男さんの『冬眠する熊に添い寝してごらん』、AV監督でもあり演劇ユニット「ブス会*」主宰・ペヤンヌマキさんの『男たらし』、演劇集団「範宙遊泳」主宰で今回唯一の20代となった山本卓卓さんの『うまれてないからまだしねない』など、計8作品。
なお、「第59回岸田國士戯曲賞」は、2月16日(月)に選考会が行われ、受賞作品の発表は、同日、白水社のウェブサイトにて行われる。
「演劇界の芥川賞」の異名を持つ、岸田國士戯曲賞
岸田國士戯曲賞は、劇作家・岸田國士さんの業績をたたえ、1955年に設立された歴史ある戯曲賞。演劇の上演のために執筆された脚本や、上演台本のかたちで執筆された文学作品、「戯曲」を選考対象としている。
新人劇作家の登竜門と位置づけられており、「演劇界の芥川賞」とも称されている。
今回発表された第59回の最終ノミネート作品は、以下の8作品。
桑原裕子 『痕跡(あとあと)』 (上演台本)
角ひろみ 『囁谷シルバー男声合唱団』 (上演台本)
田村孝裕 『世界は噓で出来ている』 (上演台本)
福原充則 『つんざき行路、されるがまま』 (上演台本)
古川日出男 『冬眠する熊に添い寝してごらん』 (新潮社刊)
ペヤンヌマキ 『男たらし』 (上演台本)
山内ケンジ 『トロワグロ』 (上演台本)
山本卓卓 『うまれてないからまだしねない』 (上演台本)
ドラマ作家、アニメ脚本家も輩出
戯曲の賞と聞くと、やや堅苦しいイメージがあるかもしれないが、意外に身近なところで劇作家の作品に触れているかもしれない。『古畑任三郎』の三谷幸喜さんや、『あまちゃん』の宮藤官九郎さんといったヒットドラマの脚本家。『天元突破グレンラガン』、『キルラキル』など人気アニメの原作、構成・脚本を担当する中島かずきさんも過去に受賞しており、演劇以外のフィールドでも活躍している作家も数多く輩出している。
近年では、ままごとの柴幸男さん、サンプルの松井周さん、はえぎわのノゾエ征爾さん、マームとジプシーの藤田貴大さん、ハイバイの岩井秀人さんなど、演劇界で最注目の劇作家/演出家が栄冠に輝いた。
2014年の第58回では、現代美術家/パフォーマーでもある飴屋法水さんの上演台本『ブルーシート』が受賞している。東日本大震災に見舞われ、福島第1原発から半径50キロ圏内にある福島県いわき市の高校生たちとの共同作業で生まれた作品だ。
岸田國士戯曲賞の受賞作品も、書籍化されている戯曲が数多くあるので、小説を読むような感覚で、演劇の魅力に触れてみてはいかがだろうか。
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