CGM

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コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア(Consumer Generated Media, CGM)は、インターネット上でユーザーが生成するコンテンツの総称である。これは、ブログ、レビューサイト、SNS、動画共有サイトなど、多岐にわたるメディア形式を含む。CGMは、消費者が情報の受け手だけでなく、発信者としても積極的に関与することを促進し、企業やブランドとの双方向コミュニケーションを可能にする。

CGM

歴史

CGMの概念は、インターネットの普及と共に発展してきた。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、ブログや掲示板、初期のSNSが登場し、ユーザーが簡単にコンテンツを作成・共有できる環境が整い始めた。これにより、企業からの一方的な情報発信に対する代替手段として、消費者自身が情報を発信するCGMの重要性が増した。

主要なプラットフォームと形式

ブログ

ブログは、個人が自由に情報を発信できるウェブサイト形式の一つである。テキスト、画像、リンクなどを使って、自分の考えや体験を共有する場として利用されている。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS)

FacebookInstagramXなどのSNSは、ユーザーが短いメッセージ、画像、動画などを共有するプラットフォームである。これにより、リアルタイムでの情報発信と双方向のコミュニケーションが可能となった。

また、ユーザー個人が発信力を得ることによって、既存メディアやタレントに匹敵するようなインフルエンサーと呼ばれる新たな職業が誕生するきっかけにもなった。

レビューサイト

AmazonやTripAdvisorなどのレビューサイトでは、ユーザーが商品やサービスに対する評価やレビューを投稿することができる。これらのレビューは他の消費者の購買決定に大きな影響を与える。

動画共有サイト

YouTubeTikTokニコニコ動画などの動画共有サイトでは、ユーザーが自作の動画を投稿し、他のユーザーと共有することができる。これにより、視覚的に魅力的なコンテンツが広がりやすくなる。

課題とリスク

CGMには多くの利点がある一方で、いくつかの課題とリスクも存在する。

信頼性の管理: 誤情報やフェイクレビューが拡散するリスクがある。
プライバシー: ユーザーが個人情報を公開することによるプライバシーのリスクが増加する。
管理の難しさ: 大量のユーザー生成コンテンツを管理し、適切なコンテンツを維持することが難しい。

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