文筆家・木澤佐登志さんの著書『完全版 ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』が、3月19日(木)にイースト・プレスより刊行される。
これは、2019年に刊行され反響を呼んだデビュー作『ダークウェブ・アンダーグラウンド』に、2万5000字を超える増補を加えた完全版。
公開されている帯によれば、『チ。―地球の運動について―』『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』で知られる漫画家・魚豊さんも推薦している。
魚豊さんも推薦/画像はイースト・プレス公式サイトより
インターネットの思想的背景を探る『ダークウェブ・アンダーグラウンド』
2019年に刊行された『ダークウェブ・アンダーグラウンド』は、木澤佐登志さんのデビュー作。
アメリカ西海岸文化から生まれたインターネットの思想的背景を起点に、ダークウェブに現れたサイトや人物、そしてそこで展開された数々のドラマを追うノンフィクションだ。
暗号通信の発展、国家安全保障局との攻防、そして“闇のAmazon”とも呼ばれた「シルクロード」の革新性。
「自由」という理念が「オルタナ右翼」を筆頭とした反動的なイデオロギーと結びつき、ついには「近代」という枠組みすら逸脱しようとするさまを描き出す。
2019年に刊行された『ダークウェブ・アンダーグラウンド』/画像はAmazonより
ネット発の思想を日本語圏に紹介してきた木澤佐登志
著者の木澤佐登志さんは、インターネット文化、ポップカルチャー、思想など複数の領域を横断する執筆活動を行う文筆家。
『失われた未来を求めて』『闇の精神史』などの著書で、リバタリアニズムや加速主義、新反動主義といったネット発の思想潮流を、日本語圏に紹介してきた。
今回刊行される完全版では、補論として思想をもたない日本のインターネットや加速するアテンション・エコノミーを取り上げ、それへの対策とでもいうべき“遅い”民主主義についても論じられる。
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