第10試合:ケイト・ロータス◯ vs. ●イ・ボミ
ケイト・ロータス vs. イ・ボミ
RIZIN MMAルール:5分3R(50.0kg)※スーパーアトム級
結果:ケイト・ロータス◯ vs. ●イ・ボミ ※判定3-0
スーパーアトム級の一戦は、ケイト・ロータス選手が地元・神戸に凱旋。DEEPとRIZIN含めて3連勝中と勢いにのる中で、韓国・Road FCデビューから3戦3勝全フィニッシュ勝利、期待の次世代女子ファイターであるイ・ボミ選手と対峙。31歳までにベルト奪取、そして引退すると語ったケイト・ロータス選手。目標達成のためにも地元で4連勝目を飾り、王者・伊澤選手との対決へ一歩近づきたい。
1R。左右のパンチを放ちながら前に出るイ・ボミ選手。組みついたケイト選手の肘がヒット。ケージ際で膝蹴りをボディに当てていく。タフさで前にでるイ・ボミ選手を前蹴りで牽制する。右フックがヒットするもイ・ボミ選手は変わらず前へ前へと打撃を放つ。ケイト選手が展開をつくるも、イ・ボミ選手がタフネスを見せつけて終了。
2R。ケイト選手の膝がカウンターで入ったように見えたが崩れないイ・ボミ選手。前に出るイ・ボミ選手に対して、ケイト選手もサークリングで距離を測りながら攻撃。イ・ボミ選手は鼻から出血。2Rになっても積極性が落ちないイ・ボミ選手だが、打撃の精度ではケイト選手が優勢か。
3R。ケージ際、組んでからの離れ際に右フックを当てるケイト選手。イ・ボミ選手のパンチも顔面を捉える。イ・ボミ選手は衰えないペースで前へ前へ、手数多く攻撃を繰り出していく。ケイト選手には疲れが見える。ケージ際でケイト選手の肘と膝が有効打か。ややきつそうな表情のイ・ボミ選手。決定打は出ないままゴング。ほぼスタンドの展開となった試合は、判定3-0でケイト・ロータス選手が地元で勝利を飾った。
第11試合:摩嶋一整◯ vs. ●木村柊也
摩嶋一整 vs. 木村柊也
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※フェザー級
結果:摩嶋一整◯ vs. ●木村柊也 ※2R一本
第11試合はRIZINフェザー級の一戦。共にヴガール・ケラモフ選手に敗れた者同士ながら、木村選手は猛攻に耐え続け自分のリズムを掴む展開までつくっての判定負けの一方、摩嶋選手は1R28秒でのTKO負け。同じ相手、同じ敗戦ながらも明暗が分かれた両者による一戦は、34歳のベテラングラップラー・摩嶋選手が、日本拳法をベースとした25歳の注目のストライカー・木村選手を迎え撃つ。
1R。摩嶋選手がさっそくタックル、しかし木村選手も切って回避。アッパーを入れられながら3度目のタックルでバックを取ると、ケージ際でコントロールしにかかる。動きを封じられた木村選手。コツコツと顔面にパンチを当てていく摩嶋選手。およそ2分間、首を締めにかかるも木村選手が耐え忍んだ。
2R。摩嶋選手が連続タックルでテイクダウン。バックを取りながら再び木村選手を押し込む。四の字ロックからバックチョークを仕掛けると、ついに摩嶋選手の腕が木村選手の首に入り完璧な形で極まる。摩嶋選手が2Rリアネイキッドチョークで一本勝利。注目のストライカーを破り、フェザー級トップ戦線における自身の強さと存在感を強烈に印象づけた。
第12試合:ヴガール・ケラモフ vs. 松嶋こよみ ※中止
ヴガール・ケラモフ vs. 松嶋こよみ
ヴガール・ケラモフ選手がウィルス性胃腸炎と診断され、ドクターストップとなり中止が決定。
第13試合:女子スーパーアトム級タイトルマッチ 伊澤星花◯ vs. ●大島沙緒里
女子スーパーアトム級タイトルマッチ 伊澤星花 vs. 大島沙緒里
女子スーパーアトム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
結果:伊澤星花◯ vs. ●大島沙緒里 ※判定3-0
サブメインカードはRIZINスーパーアトム級タイトルマッチ。伊澤選手は無傷の16連勝中、圧倒的な王者として君臨しており事実上の敵なし状態。今回の相手は、RIZIN4戦全勝中の大島選手。柔道ベースに抜群の格闘技センスを兼ねそろえたリーチ差15cmの王者に対して、大島選手は得意のアームロックなどを駆使して試合の主導権を握りたい。
1R。伊澤選手が手足が届く距離から打撃を放つ。大島選手も小刻みなステップからスピーディに攻撃を試みる。しかし伊澤選手のパンチでダウン、組みの強さを警戒してか伊澤選手も追い討ちにいかない。再びスタンドの攻防から大島選手がタックルも不発。大島選手のスピードに、伊澤選手も冷静に対処。残り10秒で伊澤選手がラッシュを見せるも終了。
2R。リーチ差を感じる展開に、被弾しながら大島選手が組み付くが、逆に伊澤選手が首を掴むと、ケージ際に押しつける。スタンドの攻防に戻ると前に出た大島選手を押さえ込み、顔面に膝蹴りを放つ伊澤選手。ケージ際追い込むとギロチンの体勢に。しかし回避。上になった伊澤選手がパウンド、そこで大島選手が見事な動きで関節技を極めにいくがゴング。
3R。ダメージはあるものの手数は減らない大島選手。伊澤選手も集中が切れない。プレッシャーをかけながら左のジャブを当てていく。パンチを出しながら前へ出る大島選手をいなしがら打撃を当てる伊澤選手。最後はより積極性を見せた大島選手だが、伊澤選手の強さと巧さが上回ったか。判定3-0で伊澤選手が勝利し、2度目の防衛に成功した。
そして試合後にはケージにRENA選手が登場。大晦日大会での伊澤選手とのタイトルマッチが決定した。
第14試合:秋元強真◯ vs. ●萩原京平
秋元強真 vs. 萩原京平
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※フェザー級
結果:秋元強真◯ vs. ●萩原京平 ※2R3分52秒KO
これまでSNSを通じての舌戦、試合前の会見で顔を合わせれば一触即発と、いつ爆発してもおかしくない状態だった秋元選手と萩原選手の因縁が、ついに「RIZIN LANDMARK 12」で完結する。
強烈なカーフキックを武器にペースを握りたい萩原選手を相手に、スピードと冷静さを兼ね備えたストライカーでありながら、組みの展開にも強みを見せる秋元選手は、どのような試合展開をつくるのか。朝倉選手との再戦を熱望する萩原選手は、是が非でも勝ってその機会を掴み取りたい。
1R。インカーフで先手を打つ萩原選手。距離を詰めて左フックを放つ秋元選手。秋元選手がタックルして組みにいく。離れるとすぐさま右のジャブから左で攻撃の手を止めない。萩原選手も冷静に対処、秋元選手が出血。右のストレートが入る。お互いに引かず、組まず、パンチの応酬。両者の顔面が血で染まる。秋元選手はテイクダウンにいかず、見た目のダメージが多い印象で終了。
2R。秋元選手がタックルからテイクダウン。サイドポジションからギロチンを仕掛けるが萩原選手が脱出。会場はこの日一番の盛り上がり。再びテイクダウンでバックをとった秋元選手、何度もバックチョークの形になるが寸前でしのぐ萩原選手。体勢を入れ替えて上になった秋元選手がパウンドの連打でレフェリーストップ。2R3分52秒で秋元選手がKO勝利。
打撃で相手にペースを握られながらも、テイクダウンからのグラウンドでの展開で形成逆転。19歳ながら試合巧者ぶりを見せつけた。
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