映画化も控えるホラー作家・背筋さんの代表作『近畿地方のある場所について』をはじめとした小説が、50%ポイント還元となるセールがAmazonのKindleストアで開催中です。
対象作品は、モキュメンタリーの手法を用いたデビュー作『近畿地方のある場所について』に加え、ストーリー性や人間ドラマが強化された『穢れた聖地巡礼について』(共にKADOKAWA)、わずか60ページながら恐怖を感じられる『口に関するアンケート』(ポプラ社)など。
購入すると定価の約50%の期間限定ポイント還元。たとえば、『近畿地方のある場所について』の場合は定価1274円(税別)で、621ポイントを獲得できます。
8月8日(金)の実写映画公開を前に、その原作小説やコミカライズ作品、さらには近年のホラーブームを権威する一人である背筋さんの作品群を、この機会にチェックしてみては? 怖いです。
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』/画像はAmazonより
まずはデビュー作にして代表作でもある『近畿地方のある場所について』。Web小説サイト「カクヨム」に投稿された作品は累計2300万PVを超えるヒット。単行本も発行部数70万部を突破しています。
行方不明となったオカルト雑誌の編集者を探すべく、タッグを組んだ編集者とライターが様々な失踪事件や怪奇現象の調査を開始。すると、それらのすべてが、“近畿地方のある場所”へと繋がっていきます。
モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)ホラーとして、断片的な情報が徐々に真実へと集約されていく過程は圧巻。特に後半、怖くて鳥肌も立って寒気もするのに読み進める手が止まらない──誰かに読まされているのでは? と感じほどの展開は圧巻です。
『穢れた聖地巡礼について』
『穢れた聖地巡礼について』/画像はAmazonより
『近畿地方のある場所について』と比べると、よりストーリー性や人間ドラマの描写が強化された印象なのが『穢れた聖地巡礼について』です。
中心となる登場人物は、フリーの編集者・小林、心霊スポット突撃系YouTuberのチャンイケこと池田、そして幽霊を見ることができるライター・宝条。
フリー編集者の小林が、池田のファンブック企画を出版社に持ち込むところから物語はスタート。2人は過去に動画で取り上げた心霊スポットに追加取材を行いつつ、読者が喜びそうな考察/怪談をでっちあげていくのですが、徐々に異変が……。
ホラーであると同時に、登場人物3人の人間性や過去、行動の動機などにも引き込まれる。ホラーが苦手な場合はこの作品から読みはじめるのもいいかもしれません。
『口に関するアンケート』
『口に関するアンケート』/画像はAmazonより
小さいのに、ちゃんと怖い。スマートフォンよりも小さい手のひらサイズ、わずか60ページというボリュームを侮った人多数(筆者調べ)の異色のホラー小説『口に関するアンケート』。
2024年9月の発売直後から反響を呼び、累計発行部数は22万部を突破。宝島社「このホラーがすごい!2025年版」のホラー小説ベスト20(国内編)では第4位にランクインしました。
学生たちが次々と肝試しの経験談を話す中で、ところどころで感じる違和感。“新感覚な読書体験”と言われることも多い同作ですが、ボリュームや内容を含めて斬新な恐怖を味わえます。すぐ読めます。
漫画『近畿地方のある場所について』
漫画『近畿地方のある場所について』第1巻/画像はAmazonより
背筋さんの小説を原作に、碓井ツカサさんが作画を担当した漫画『近畿地方のある場所について』第1巻も50%ポイント還元中。
基本的に原作の物語をベースにしつつ、小説では想像で補うしかなかった人やモノのビジュアルが表現されていて、視覚的な恐怖を味わえるという意味では原作を読んだ人でも別作品として楽しめる一作です。
コミックス第2巻が7月26日に発売されたばかり。お得な第1巻と一緒に購入するのも◎。小説と漫画を読んだ上で、8月8日公開の実写映画に臨むのもおすすめです。

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