Epic Gamesが手がけるバトルロイヤルゲーム『Fortnite(フォートナイト)』が、約5年ぶりに米国のApp Storeで配信を再開した。
『Fortnite』は2020年に、Epic GamesとAppleの対立によってApp Storeから削除されていた。
2020年の削除以降、AppleとEpic Gamesの間では長期にわたる訴訟合戦が繰り広げられていたが、現地時間5月20日にAppleがApp Storeでの再公開を正式に承認した。
『Fortnite』削除の発端はゲーム内の独自決済
『Fortnite』がApp Storeから削除されたのは2020年。Epic GamesがApp Storeの30%手数料を回避する独自決済をゲーム内に導入したことがきっかけだった。
以降、両社はApp Storeからの削除と開発者アカウント停止を巡って、アメリカ・カリフォルニアで訴訟に発展。
2021年の判決では、AppleのApp Storeのポリシーは独禁法に違反していないと判断されたが、外部決済への誘導を認める命令も下されていた。
日本のApp Storeでも『Fortnite』は年内復活へ
その後、2025年4月に連邦裁判所は、アプリ開発者による外部決済の導入をAppleが制限することを禁じる判決を下した。
Epic Gamesはこれを機にApp Storeへ再申請を行い、5月16日に裁判所に介入を求めた末、再公開へとこぎつけた。
今回App Storeに復活した『Fortnite』は、Appleによるアプリ内決済に加えて、Epic Games独自のゲーム内通貨による決済も選択可能となっている。
欧州では2024年からApp Storeに復帰しており、日本でも関連法の施行が予定されている2025年中に公開が見込まれる。

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