ゲーム『Fortnite(フォートナイト)』などを手がけるEpic Gamesが、Appleにより開発者アカウントが停止させされたことを明らかにした。
これにより、そのアカウントを使用して提供する予定だったヨーロッパのiOSデバイス用の『Fortnite』やEpic Gamesストアの開発は停止。
Epic Gamesは、Appleの措置がEUのDMA(Digital Markets Act:デジタル市場法)の重大な違反であるとして抗議している。
アメリカでも訴訟に発展したAppleとEpic Games
Epic Gamesは、現地時間3月6日「Apple Terminated Epic’s Developer Account」と題した声明を発表(外部リンク)。
これによると、AppleはEpic Gamesの開発者アカウントを一度は受け入れたものの、6日に停止したという。
Epic GamesとAppleは2020年にも、『Fortnite』の課金方法変更に端を発する、App Storeからの削除と開発者アカウント停止を巡って、アメリカ・カリフォルニアで訴訟に発展。
この訴訟は2024年1月、AppleのApp Storeのポリシーは独禁法に違反していないとの判断で終了していた。
Epic Gamesは「Appleの報復」と非難
Epic Gamesは今回の声明の中で、EUのDMAがAppleに対し、Epic Games Storeなどのサードパーティのアプリストアを許可するよう求めていると主張。
今回のアカウント停止は、Appleの不当な違法行為に対して声を上げたEpic Gamesへの報復であると非難した。
声明では、今回の事態に至るまでのEpic GamesとAppleのメールでのやり取りも公開。Epic GamesがDMAに関する打ち合わせを求めたが拒否された経緯が綴られている。
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