トレーディングカードゲーム『ディズニーロルカナ』の第9弾セット「Fabled(フェイブルド)」英語版が、2025年9月5日(金)に発売されることが発表された(日本語版発売日は未定)。
これにあわせて、コアフォーマットにおけるローテーション制度が導入されることが発表されたほか、初となる世界大会「Disney Lorcana TCG World Championship」の開催も告知された。
なお、日本語版及び公式公認大会においては、日本語版の発売時期が英語版に追いつくまでセットローテーションは実施されないことが、販売元であるタカラトミーから発表されている。
新章「Fabled」でついにローテーション制を導入
『ディズニーロルカナ』は、2023年8月に「The First Chapter」を発表。以降、2年足らずで7セット、1500枚以上のカードを世界的に展開している(日本語版の発売は後追いする形で行われ、第3弾が2025年5月17日(土)にリリースされる)。
第9弾「Fabled」では、『ディズニー・ロルカナ』初となるカードローテーション制が導入されることが発表された。
ローテーションの図解。シーズンごとに4セットごとの切り替えとなるようだ。(画像は公式サイト)より
「Core Constructed(コア構築)」フォーマットでは最初期4セットが使用不可となる一方、全カードを使用できる「Infinity Constructed(インフィニティ構築)」と呼ばれる新フォーマットも用意されるという。
また、過去セットの人気カードの一部は「Fabled」に再録され、エンチャンテッド版として登場する予定だという。
初の世界選手権も開催 競技プレイへの取り組みを強化か?
また、2025年6月28日〜29日には、世界中のトッププレイヤー28名が集う『ディズニーロルカナ』初の公式世界大会が開催される。
大会の模様はTwitch公式チャンネルで配信されるという。
ローテーション制度の導入やカードの再録について、ブランドマネージャー兼デザイナーのライアン・ミラーさんは、「競技環境を健全に保つために、古いカードをローテーションし、新しい戦略やデッキ構築を促すことが重要です」とコメントを残している(外部リンク)。
TCG(トレーディングカードゲーム)におけるローテーション制度は、一定期間ごとに過去のカードセットを公式大会で使用できなくする制度。プレイヤーの間では「スタン落ち」や「レギュ落ち」などと呼ばれており、代表的な例として『マジック:ザ・ギャザリング』や『ポケモンカードゲーム』でも採用されている。
これによりゲームのプレイ環境が刷新されるほか、膨大に広がってしまったカードプールを狭くすることで(初期に販売された入手困難なカードなどが必要なくなるため)、公平性が保たれ、新規プレイヤーの参入も促すことができる。
一方で、過去に購入したカードが公式大会で使用できなくなるといったデメリットも存在するが、『ディズニーロルカナ』では、すべてのカードが使用可能な「Infinity Constructed」フォーマットを新たに追加することで対応するようだ。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント