サイバーパンクSFの金字塔「攻殻機動隊」シリーズの新作TVアニメの正式タイトルが『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』と発表された。
加えて、サイエンスSARU制作の同作のメインスタッフ、ティザービジュアル第2弾、特報映像第2弾が解禁。監督をモコちゃん、シリーズ構成/脚本を円城塔さん、キャラクターデザイン/総作画監督を半田修平さんが担当する。
これらの情報は4月12日からスタートした原画展「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」の初日にあわせて解禁。原作者・士郎正宗さんのコメントも到着した。
正式タイトルは『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
「攻殻機動隊」の新作TVアニメシリーズの存在は、およそ1年前の2024年5月25日に発表。
放送は2026年、制作はサイエンスSARUという情報のみだったが、今回正式タイトルとして、原作コミック第1巻と同じく“THE”を冠する『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』が発表された。
監督は、本作が初監督となるモコちゃん。TVアニメ『ダンダダン』副監督やEDアニメーションの絵コンテ/演出をはじめ、Netflix『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』、TVアニメ『平家物語』などサイエンスSARUによる数多くの作品での活躍が目覚ましいクリエイターだ。
シリーズ構成/脚本はSF小説家の円城塔さん。小説『Self-Reference ENGINE』『文字渦』『コード・ブッダ』などのほか、TVアニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』シリーズ構成・脚本なども手がけ、「攻殻機動隊」小説アンソロジーの一編『Shadow.net』も上梓している。
キャラクターデザイン/総作画監督はNetflix『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』、TVアニメ『スプリガン』、TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』などでキャラクターデザインなどを手がける半田修平さんが担当する。
ビジュアルには草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマ
今回新たに公開された特報映像第2弾は、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の原画やコンテと思われる制作素材で構成。
なお、現在開催中の「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」展示会場内では、会場限定の特報第2弾特別バージョンも上映中だ。
ティザービジュアル第2弾は、キャラクターデザイン/総作画監督の半田修平さんによる描き下ろし。全身義体のサイボーグである主人公・草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれている。
『攻殻機動隊』原作第1巻コミック表紙ラフ案のオマージュを感じさせるビジュアルだ。
原作者の士郎正宗さんは新作アニメについて、「制作関係者が替わった観点からだと第2世代型の1作目と捉えることも可能だろうか」と言及。
その上で「元々の原作マンガが古い点はもう諦めてご容赦頂くとして(陳謝)、今回も良い映像作品となって何らかの形でお楽しみ頂ければ幸いかと思う」とコメントしている。

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作品情報
TVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
- 放送
- 2026年放送予定
- 原作
- 士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社 KC デラックス刊)
- 監督
- モコちゃん
- シリーズ構成・脚本
- 円城塔
- キャラクターデザイン・総作画監督
- 半田修平
- アニメーション制作
- サイエンスSARU
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