アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』でバトーを演じる声優・大塚明夫さんとトグサを演じる山寺宏一さん。
2人が出演作のアニメを同時視聴したら──そんな贅沢な企画、ありました!
大塚明夫さんの声にそっくりなキャラクター・ねずみのYouTubeチャンネル「名もなきねずみ」で、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を、いわゆる“中の人”と同時視聴しようという動画が公開中です。
ゲストは山寺宏一さんにそっくりな声をしたキャラクター・ねこです。
事実上、大塚明夫さんと山寺宏一さんが『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を観ながら、いろんなエピソードトークを披露してくれるという動画です(いわゆるオーディオコメンタリーですね!)。
大塚明夫と山寺宏一による『攻殻機動隊S.A.C.』オーディオコメンタリー
「【攻殻機動隊SAC】中の人と同時視聴」と題された動画は、現在までに2本公開されています。
2月20日の第1回では第1話「公安9課」、3月13日に公開された第2回では、第2話「暴走の証明」を同時視聴。動画の冒頭の大塚明夫さんと山寺宏一さんのゆるいトークも聞きどころです。
本編がはじまると2人の小話もそこそこに、作品に関わった声優だからこそ知っているアニメの小ネタや、収録当時の様子を話してくれます。
オーディオコメンタリー的でありながらも、公式のそれほどお硬い雰囲気のない、絶妙な空気感で『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を楽しむことができます。
また、本作の主人公である少佐こと草薙素子役をつとめた声優の故・田中敦子さんの思い出もたびたび語られています。
アニメ「攻殻機動隊」シリーズを長らく牽引してきた田中敦子さんが、大塚明夫さんと山寺宏一さん、そして作品にとってどんな存在だったのかをうかがい知ることのできる企画にもなっています。
『攻殻機動隊S.A.C.』屈指の名作「暴走の証明」とは?
同時視聴が公開されたばかりの『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第2話「暴走の証明」は、大塚明夫さんが大好きだというエピソード。
突如、暴走を開始した試作型思考戦車を、公安9課が食い止めようとする物語だが……戦車にとある開発者の脳が移植されていること、戦車の目的地が開発者の実家であることなどが明らかになるにつれ、ただの暴走事件ではなくなってくる。
シリーズではお馴染み、人工知能(AI)搭載の思考戦車であるタチコマの紹介的なエピソードであり、その後のタチコマの変化への伏線も見られる。
抑制的な演出や音楽の中で、SFでありながらも描かれるのは煮え切らない人間の葛藤と家族、あるいは宗教といったモチーフ。アニメーションや声優陣の芝居なども含めて、一話としての完成度が高い。
ファンからも屈指の名作として知られているエピソードだけに、大塚明夫さんと山寺宏一さんが、どんなトークを繰り広げるのかにも注目してほしい。
大塚明夫を彷彿とさせる声の「名もなきねずみ」とは?
「名もなきねずみ」は、2020年4月12日にTwitter(現X)に突然登場したねずみのキャラクター。
かわいい見た目に反して、大塚明夫さんを彷彿とさせるダンディな声のねずみです。
YouTubeチャンネルでは、ゲーム配信や企画動画をアップしています。今回のコラボのように、大塚明夫さんが共演してきた声優が出演する動画/配信も多いです。
©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

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