アニメ『ルパン三世』の次元大介役などで知られる所属俳優・小林清志さんが、7月30日に肺炎で亡くなっていたことがわかった。
所属する東京俳優生活協同組合が公式サイトで発表。享年89。通夜・葬儀は近親者ですでに行われており、お別れの会が後日実施される。
また外国映画やドラマの吹き替え創成期から数多くの作品に参加。『大脱走』『荒野の七人』のジェームズ・コバーン、『逃亡者』『追跡者』のトミー・リー・ジョーンズ、『キャット・バルー』のリー・マーヴィンなどを担当し、高い評価を獲得してきた。
なお、長年のシリーズ展開の中で声優を交代してきた『ルパン三世』だが、2021年10月放送の『ルパン三世 PART6』の前まで、唯一の初代キャストとして次元役をつとめていた。
同作の放送前に大塚明夫さんへの交代が発表され大きな話題に。また放送初回は、小林清志さんが最後に次元を演じる作品となる「EPISODE 0 ―時代―」が制作された。
一方で、「一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった聞きづらい。当たり前だわたしゃ齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ。これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている」ともコメント。
また、かつて大塚明夫さんから「なぜ親父(※編注:大塚周夫さん)は五ェ門を辞めたんでしょう?」と聞かれたエピソードを交えつつ、「あとは明夫ちゃんに委ねます」「ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ」とエールを送っている。
最後は、「これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました」「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ」「あばよ」と、次元らしさあふれるコメントで締めくくっていたのも印象的だった。
所属する東京俳優生活協同組合が公式サイトで発表。享年89。通夜・葬儀は近親者ですでに行われており、お別れの会が後日実施される。
『ルパン三世』の次元を表現し続けてきた小林清志
『ルパン三世』の次元役や『妖怪人間ベム』のベム役で知られる小林清志さん。特に次元役は自他共認める代表的な役柄で、1971年から2021年まで、約50年にわたって演じ続けてきた。また外国映画やドラマの吹き替え創成期から数多くの作品に参加。『大脱走』『荒野の七人』のジェームズ・コバーン、『逃亡者』『追跡者』のトミー・リー・ジョーンズ、『キャット・バルー』のリー・マーヴィンなどを担当し、高い評価を獲得してきた。
なお、長年のシリーズ展開の中で声優を交代してきた『ルパン三世』だが、2021年10月放送の『ルパン三世 PART6』の前まで、唯一の初代キャストとして次元役をつとめていた。
同作の放送前に大塚明夫さんへの交代が発表され大きな話題に。また放送初回は、小林清志さんが最後に次元を演じる作品となる「EPISODE 0 ―時代―」が制作された。
「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ」声優交代時のコメントも反響
声優交代時のコメントで小林清志さんは、「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた」「我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念」「何とかかじりついていたかったが無理だった」と、次元役への思いを吐露。一方で、「一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった聞きづらい。当たり前だわたしゃ齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ。これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている」ともコメント。
また、かつて大塚明夫さんから「なぜ親父(※編注:大塚周夫さん)は五ェ門を辞めたんでしょう?」と聞かれたエピソードを交えつつ、「あとは明夫ちゃんに委ねます」「ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ」とエールを送っている。
最後は、「これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました」「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ」「あばよ」と、次元らしさあふれるコメントで締めくくっていたのも印象的だった。
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