『イノセンス』や『PSYCHO-PASS サイコパス』などのアニメーションで風景美術を手がけたクリエイター・草森秀一(旧名:平田秀一)さんの画集が、2月21日(金)にパイ インターナショナルから刊行される。
『草森秀一アニメーション美術画集』では、1980年代初頭から活動してきたアニメーション美術監督・草森秀一さんにとって、40年間の作品を網羅した初の画集。
『メトロポリス』『X-エックス- 劇場版』『機動警察パトレイバー the Movie』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』など多岐にわたる作品の美術に加え、小説の装画やオリジナルの描き下ろし作品も収録される。
日本最高峰のアニメーション美術監督 草森秀一
草森秀一さんは、日本を代表するアニメーション美術監督の一人。
1980年代初頭からアニメーション作品の背景美術を手がけ、1992年に『風の大陸 The Weathering Continent』で、初の劇場映画の美術監督(クレジットは「美術」)をつとめる。
以降、りんたろう監督の『X-エックス- 劇場版』(1996年)や『メトロポリス』(2001年)、押井守監督の『イノセンス』(2004年)、『PSYCHO-PASS サイコパス』の劇場版およびTVシリーズなど、数々のアニメで美術監督を担当してきた。
草森秀一さんは、絵具で描いた迫真の美術原画と、3Dをつかった精緻なデジタル描写の両方で高い表現性を発揮。未来的建造物、混沌とした繁華街、古びた廃墟など、SFやファンタジーの架空の世界を圧倒的なリアリティをもって伝えてきた。
中でも前述した『イノセンス』は、日本最高峰のアニメーション美術ともいわれている。
そのほか、小説では森見登美彦さんの『有頂天家族』や、乙一さんの『銃とチョコレート』の装画なども手がけている。
『攻殻』『メトロポリス』など40年間のアニメ美術を網羅
画集『草森秀一アニメーション美術画集』では、草森秀一さんの40年間のアニメーション美術作品を網羅的に収録。
前述した作品群に加えて、『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』『ディバインゲート』『PLUTO』などのアニメの美術や小説の装画、さらにはオリジナルの描き下ろし作品も収録される。
書籍『草森秀一アニメーション美術画集』主な収録作品
『メトロポリス』
『イノセンス』
「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ
『X-エックス- 劇場版』
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』
『機動警察パトレイバー the Movie』
『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』
『ファントム オブ キル ZEROからの反逆』
『PLUTO』ほか
©手塚プロダクション/METROPOLIS製作委員会
©2004 士郎正宗/講談社・IG, ITNDDTD
©サイコパス製作委員会
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書籍情報
草森秀一アニメーション美術画集
- 仕様
- B5横サイズ(縦182mm×横257mm)/上製ハードカバー/384ページ(Full Color)
- 定価
- 本体5,500円+税
- ISBN
- 978-4-7562-5987-5 C0079
- 発売日
- 2025年2月21日
- 著者
- 草森秀一
- 発行元
- パイ インターナショナル
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