グレゴリー・マグワイアさんの小説『ウィキッド・チャイルド』が、4月9日(水)に早川書房から刊行される。
この小説は、ミュージカル『ウィキッド』や、それを原作とした映画『ウィキッド ふたりの魔女』の前日譚。
のちに“西の悪い魔女”と呼ばれることになるエルファバ(エルフィー)の幼少期を描いている。
アリアナ・グランデ主演で話題の映画『ウィキッド ふたりの魔女』
『ウィキッド』は、グレゴリー・マグワイアさんが1995年に発表した小説。
児童文学の古典『オズの魔法使い』に着想を得た前日譚であり、少女・ドロシーがオズの国に迷い込む以前の、“悪い魔女”と“善い魔女”の過去を2人の視点から描く。
2003年にはミュージカル化され、世界的ベストセラーに。この『ウィキッド』を原作として、2024年に映画『ウィキッド ふたりの魔女』が2部作の前編として公開されている。
映画には“悪い魔女”エルファバ役で俳優のシンシア・エリヴォさん、“善い魔女”グリンダ役として歌手で女優のアリアナ・グランデさんが出演。
第97回アカデミー賞では衣装デザイン賞、美術賞を受賞した。
日本では、2025年3月から公開。2025年11月には後編となる『ウィキッド:フォー・グッド(原題)』の全米公開が控えている。
“悪い魔女”エルファバは、どんな少女だったか描かれる『ウィキッド・チャイルド』
『ウィキッド・チャイルド』で描かれるのは、『ウィキッド』よりもさらに前。
『ウィキッド』にて、頑なで生真面目、勉強熱心で、〈動物〉への共感と正義感に満ち、そして傷つきやすい存在として描かれたエルファバは、どのような子どもだったのか。
断片的に描かれてきた少女時代が描かれる。
『ウィキッド・チャイルド』あらすじ
のちに“西の悪い魔女”と呼ばれる女性の知られざる少女時代。生まれつき緑色の肌をもつエルフィーは、家のなかで孤立していた。家族との旅の途中、彼女は不思議な猿と出くわす。〈猿〉は、彼女の歌声が自分を呼び寄せたと語る。言葉を話す〈動物〉なんて、父親の語る世界には存在しなかった。まだ知らない世界がある――このとき芽生えた予感は、やがて妹が危機に陥るとき、確信に変わる。『ウィキッド』原著者による前日譚!

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント