年に一度のブラックフライデーセールが各所で盛り上がる中、Amazonでは本セールを前にKindleストアで前哨戦がはじまっています。
値引き率は30%〜50%OFFがメインで、中には70%OFFになっているものも。期間は12月6日(金)までです。
この記事では2024年にTVアニメ化された『僕の妻は感情がない』や傑作『シグルイ』。悪役令嬢モノの人気作『悪役令嬢の中の人』に、類まれな作家・阿部共実さんの短編集など、バラエティ豊かに作品をピックアップしています。
自信を持ってオススメできる作品ばかりなので、ぜひチェックしてみてください!
目次
白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』最大50%OFF
乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、破滅を回避するため奮闘する悪役令嬢モノ。一ジャンルとして定着したそんな悪役令嬢モノの中でも、転生者の人格と元の悪役令嬢の人格が共存する珍しいタイプの物語が本作です。
主人公は転生者のエミと元の人格・レミリアの2人。最初はエミが主導権を持ちレミリアを助けるために頑張るのですが、なんと同じ転生者であるヒロインが現れて大ピンチ。
エミの危機にレミリアが立ち上がる……という怒涛の1話からはじまる復讐譚に燃える!
杉浦次郎『僕の妻は感情がない』最大50%OFF
サラリーマンの主人公・タクマと家事用ロボット・ミーナの恋模様を追う『僕の妻は感情がない』。
タクマがある日、酔った勢いでミーナに告白。本来であれば戯言で終わるはずだったのが、ミーナはなぜか承諾。ただのロボットだと思っていたミーナのありえない返事に驚きつつ、夫婦になることに。密かに内縁関係を結ぶことになった2人の少々変わった日常を描いています。
小梅けいと/支倉凍砂/文倉十『狼と香辛料』最大50%OFF
2024年4月に2度目のTVアニメ化、そして9月には第2期の制作が決定した人気小説『狼と香辛料』のコミカライズです。
流浪の行商人クラフト・ロレンスと、普段は少女の姿をした老練かつ巨大な狼の化身・ホロの波乱万丈の旅路が描かれます。
とある村で祀られていたホロが望郷の念をつのらせ、ロレンスの旅に半ば強引に同行するというあらすじ。行く先々の町で行われる取引、駆け引きの描写も大きな見どころ。
藤近小梅『隣のお姉さんが好き』最大30%OFF
個人的にも大好きな漫画『好きな子がめがねを忘れた』を手がけた藤近小梅さんによる、もう一つの傑作ラブコメ『隣のお姉さんが好き』。
隣の家に住む年上の高校生・心愛(しあ)に猛アタックする中学生の佑(たすく)。しかし、心愛はなかなか手ごわく翻弄されるばかり。
表情豊かで人懐っこそうに見えて、一筋縄ではいかない心愛。彼女の心の壁を乗り越えようと、健気にひたむきに頑張る佑を応援したくなる。コメディとしても秀逸です。
阿部共実『空が灰色だから』最大50%OFF
奇才・阿部共実さんによる『空が灰色だから』は、10代の少女たちを中心にしたオムニバス短編集です。作者の鋭利な感性を、むき出しのままに感じることができる短編が次々と襲ってきます。
心がざわざわしたり暖かくなったり、ゾクッと寒気が走ったり、感情が忙しなくなる。読んでいて毎回なかなか感想がまとまらないまま、最後まで一気に読み終えてしまう強い魅力があります。一押し。
阿部共実『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』最大30%OFF
こちらも阿部共実さんによるオムニバス短編集となります。『空が灰色だから』と比べると日常もの/コメディとしての色も強く、後に手がける名作『潮が舞い子が舞い』に通ずる爽やかさを感じるところも多い。
そして変わらず、読者をグサッと刺しに来る、胸がギュッとなる短編がたくさんあります。肌に合えば何度も何度も読み返したくなるでしょうし、一読してもう十分だ……となる可能性もあり。ちょっと危うい魅力が素敵です。
施川ユウキ『銀河の死なない子供たちへ』最大70%OFF
人類が滅亡した星を舞台にした不死の姉弟の物語『銀河の死なない子供たちへ』。
主に姉弟の旅を描く上巻と、姉弟の出自の秘密に迫る下巻に分かれています。なんと上巻は70%OFFと大幅な値引き中。上下巻合計で518円は得すぎます。
死なない子どもたちを通し、生と死という壮大なテーマを探求した本作は、文学的でもあり秋の夜長にぴったり。今回のセールで、何かじっくり読んでみたい漫画を探していたなら本作です。
山口貴由/南條範夫『シグルイ』最大30%OFF
南條範夫さんの時代小説をもとに、山口貴由さんがドラマチックな物語を展開した傑作『シグルイ』。
舞台は江戸時代。1巻冒頭で描写されるのは、隻腕の剣士と盲目の剣士による御前試合。尋常ではない両者の気配に周囲は慄くばかり。どうやら因縁深い2人の剣士だが、過去に一体何があったのか──。
御前試合に至るまでに両者が歩んだ血みどろを劇的に描き出します。人体欠損や漏れ出る臓腑など過激なシーンも多々あり。覚悟を決めて読むべし。
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