連載 | #34 KAI-YOU SALE & REVIEW

Kindleセール、10周年で最大50%OFF 10巻以内のオススメ漫画13選

Kindleセール、10周年で最大50%OFF 10巻以内のオススメ漫画13選
Kindleセール、10周年で最大50%OFF 10巻以内のオススメ漫画13選

画像はすべてAmazonから

Kindleストアの10周年を記念した最大50%オフのキャンペーンが10月4日からスタートしました。期間は10月25日(火)までです。

今回は10巻以内のものをメインに、オススメの漫画を13作品(+10巻越え2作品)をピックアップしているので、購入の参考にどうぞ!

ちなみに最近はじまった『メイドインアビス』全巻セールと、「ニコカド祭り2022」のセール情報もまとめているので、そちらもチェックしてみてください。

目次

『海が走るエンドロール』

65歳で夫と死別し、張りのない日々を過ごしていた主人公・うみ子が、“映画を撮る”という目標に生きることを決める再生の物語です。

きっかけを与えた美大生・海との出会いや、映画を撮ると決めるまでを描いた1巻の完成度が秀逸。うみ子の灰色だった世界が鮮やかに輝き出す描写に魅了されます。本格始動の2巻以降からも目が離せません。

『絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男』

まさに名は体を表すタイトル。自分がBL漫画の住人だと気づいた主人公(モブ顔)が、ひたすら気配を消してBL展開に持っていかせまいと頑張るギャグ漫画。

右も左もBLあるあるに満ちた世界で、孤軍奮闘のツッコミとフラグへし折りを続ける主人公に幸あれ。

『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』

筆者は福岡生まれゆえによくわからん! 男の博多弁はウケんし!

“上京した福岡県民、東京の豚骨ラーメンが高すぎてビビる問題”とか、福岡のローカルネタでくすっと笑える漫画になっとるけんおすすめ。

『空が灰色だから』

救いがあったりなかったり、ほっこりしたりしなかったり、笑えたり笑えなかったり。ホラーであり、ラブコメであり、胸糞でもある。

いろんな誰かのそんな日常オムニバス『空が灰色だから』。タイトルと表紙にピンときたら読むべし。

『ちーちゃんはちょっと足りない』

『空が灰色だから』の作者・阿部共実さん初の長編です。ちょっと足りない中学生・ちーちゃんと、その友達・ナツの日常と小さな事件が描かれています。

読後感はなかなかハード。ラストの「ナツー?」が1つ足りないのがなんとも……。じわじわ心をかき乱す内容になっているので、ビターな終わり方が好みの人なら確実にハマるでしょう。

『バビロンまでは何光年?』

2020年に日本最古のSF賞「星雲賞」のコミック部門を受賞した『バビロンまでは何光年?』。ポンコツ宇宙船に乗った3人組による星から星への旅のお話です。

3人組の1人、作中で消滅した地球の生き残りである青年(記憶喪失)が、放浪の末にたどり着く真実とは? 読後すぐに読み返したくなること間違いなしです。

『惑星9の休日』

宇宙のどこかにある辺境の星・惑星9に暮らす人々のちょっと変わった日常とドラマを描いた短編集『惑星9の休日』。

どこか心を捉えて優しく離さない、そんな短編が8つ収められています。しみじみとした情感を抱かせる表題作「惑星9の休日」と、静かで劇的にドラマチックな「午後二時、横断歩道の上で」が個人的なお気に入り。

『夜とコンクリート』

『惑星9の休日』の作者・町田洋さんの初期の作品集が『夜とコンクリート』です。文化庁メディア芸術祭のマンガ部門新人賞を受賞した「夏休みの町」を収録しています。

『惑星9の休日』と同じく、淡々とした描写で綴られる文学的な短編が4つ収められています。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

推しに人生を捧げるアイドルオタクたちの群像劇『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。推しのいる全人類に刺さる漫画になっております。

ちなみに元乃木坂46の松村沙友理さんが主演をつとめる実写ドラマももうすぐ放送開始です。

『監督不行届』

安野モヨコさんが、「エヴァンゲリオン」シリーズを生み出した夫・庵野秀明さんとの生活を漫画にしたエッセイがこちら。

偏食家で偏愛的な庵野秀明さんとの日々が面白おかしく描かれており、稀代の監督の“生態”を垣間見ることができます。

『女くどき飯』

実際にデートに行って口説かれた体験をもとにした峰なゆかさんによるエッセイ漫画『女くどき飯』。

十人十色のデートと口説き文句が、峰なゆかさんの細かい着眼点で漫画になっていて参考になるところが多い。楽しく読めて勉強になります。

『谷口ジローコレクション17  孤独のグルメ』

グルメ漫画といえばこの作品。金字塔『孤独のグルメ』がセール中です。ひねくれた主人公のおじさんが飯を食うだけの話が最高に面白い。

松重豊さん主演のドラマ版とは少し違った皮肉屋で偏屈な主人公ですが、こちらが原典。滋味深い名言の数々も良き。

『富士山さんは思春期』

身長180cm超えの富士山が、幼なじみとひょんなことから付き合うことになり、甘酸っぱすぎる青春を炸裂させる本作。

中学生らしい初々しい関係からはじまった2人が、少しずつ互いを理解していく描写がたまらんです。ちょっとした仕草や目線でキャラクターの心情を表現する作者・オジロマコトさんの手腕は天才的。

以下から10巻越えの漫画

『小林さんちのメイドラゴン』

二日酔いで目覚めた朝にドラゴンがやってきて「メイドになります!」って言ってくる、ぶっ飛んだはじまり方をする本作。

個性的なドラゴンたちが人間のパートナーと織りなす、山あり谷ありの異種間コミュニケーションと暴走の日常をどうぞ。

『シグルイ』

これまた結末がハードな漫画『シグルイ』。宿命の好敵手となった2人の剣士が、凄絶・陰惨な死闘を繰り広げます。

あまりに無残な終局に筆者は言葉も出ませんでした。漫画史に残る痛切な幕切れになっています。エログロもすごいので注意。
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