連載 | #32 KAI-YOU SALE & REVIEW

「ニコカド祭り2022」Kindle漫画最大50%OFFセール【オススメ10選】

「ニコカド祭り2022」Kindle漫画最大50%OFFセール【オススメ10選】
「ニコカド祭り2022」Kindle漫画最大50%OFFセール【オススメ10選】

画像はすべてAmazonから

今年もやってきました「ニコニコカドカワ祭り」!

9月30日から、ニコニコ生放送でのアニメ一挙放送や、リアル書店でのプレゼントキャンペーンなどが行われています。

今回はこのお祭りの一環で行われている電子書籍50%OFF企画(期間は10月13日まで)の対象漫画から、オススメの10作品をご紹介。

簡単なレビューも添えてあるので、お買い物の参考にご活用ください!

目次

『村井の恋』

好きな人が2次元の推しに恋してるなら3次元でその推しになりきればいいじゃないっ!(早口)

っていう掟破りなアイデアを、髪を切っただけで偶然にも叶えた男子高校生・村井の恋を描いたラブコメディ『村井の恋』。

「鉄仮面の鉄子」こと田中先生(隠れ乙女ゲームオタク)と結婚するため、あの手この手で先生にアタック。方や田中は突然3次元に現れた推し(村井)にあわあわして揺さぶられまくり。果たして陥落せずにいられるのか?

『ゴゴゴゴーゴーゴースト』

社内不倫がバレて人生真っ逆さまの傷心OL・ウシロが、「あんたの守護霊♡」って言って現れたゴースト・正子と復讐を誓う『ゴゴゴゴーゴーゴースト』。

ウシロと正子、息のあったコンビっぷりを見せる2人の軽快なやり取りと復讐劇が、ポップかつダイナミックな筆致で描かれます。

展開も早く、不倫相手のほかにもパワハラ上司や謎の除霊師など曲者も続々と登場。カオスまっしぐらなホラーブラックコメディーです

『マイ・ブロークン・マリコ』

9月30日に実写映画が公開された平庫ワカさんによる『マイ・ブロークン・マリコ』もセール中。

2021年に文化庁主催のメディア芸術祭でマンガ部門新人賞を受賞した本作は、ここ数年で話題になった漫画の筆頭です。

親友・マリコの死を知った主人公が、その遺骨を抱えて激情のままに駆けるプロローグ、そしてその後の顛末が残す余韻は何とも言い難く。

百聞は一見にしかず。ぜひ読んでみてください

『天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―』

お次も平庫ワカさん。表題の短編『天雷様と人間のへそ』のほか、デビュー前の漫画も収録した作品集です。

収録されている作品は、後の『マイ・ブロークン・マリコ』でも印象的だった心の葛藤や鬱屈とした感情を描いており、そこかしこに平庫ワカ節が感じられます。

少々荒削りな部分も見受けられますが、『マイ・ブロークン・マリコ』に心惹かれたならこちらもどうぞ

『俺たちマジ校デストロイ』

モテたい!!!!!!!!!!

その一心でアイドルをはじめた男子高校生たちの破茶滅茶な青春ストーリー『俺たちマジ校デストロイ』。BL作家・おげれつたなかさんが、たなかマルメロ名義で連載している非BL作品です。

きっかけは不純そのもので、アイドルをやることを舐めてかかっていた面々が、徐々に本気になっていく姿が熱い成長の物語になっています。

『東京BABYLON』(愛蔵版)

『カードキャプターさくら』や『XXXHOLiC』などで知られる漫画家集団・CLAMPの代表作の一つ『東京BABYLON』。

陰陽師の主人公・皇昴流たちが東京で起きる怪奇現象を解決する作品で、いじめや自殺、老人介護などの社会問題にも踏み込んだ意欲作です。

連載されていた1990年代から現在まで変わらぬ社会問題を扱ったストーリーは、今読んでもハッとさせられるものがあります。

『彼とカレット。』

先日、全筆者に惜しまれつつ完結したラブコメディー『上野さんは不器用』の作者・tugenekoさんのデビュー作『彼とカレット。』(なぜか最終4巻だけセール対象)。

『上野さんは不器用』の洗練されたギャグ&とにかく明るい下ネタ(とにかく明るい安村みたいに言う)を融合させたポップな作風とは打って変わり、こちらはド直球の下ネタ&少々バイオレンスな作風。

絶妙なデフォルメがかわいいキャクターはこの頃から完成されていて、さすがの一言です。

『虐殺器官』

短い活動期間で鮮烈な輝きを放ったSF作家・伊藤計劃さんの代表作『虐殺器官』の漫画版です。

骨太でスケールの大きな原作を丁寧になぞりつつ、要所で漫画ならではの演出で原作を補完しているので、原作既読であればぜひ読んでほしいところ。

もちろん未読の場合も問題なし。国家間の争いが激化し荒廃していく世界の行方を握る“虐殺器官”とは何なのか。その眼で確かめてみてください。

『ブスに花束を。』

ブスを自称する自虐的な高校生・花と、クラス一のイケメン・陽介の恋模様を描いた『ブスに花束を。』。

似たようなプロットの作品は数あれど、花が決して美少女として描かれない点は徹底されており、他作品との差別化が図られています

ひょんなことから陽介との交流がはじまり、前向きに生きていくきっかけを掴みながら、いつもそれを手放してしまう花。自ら課した心の檻を破れる日は来るのか。

メインキャラの花と陽介の他にも魅力的な登場人物が多く、彼・彼女らの恋模様も見逃せません

『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』

コーエーテクモゲームスの「アトリエシリーズ」でも特に人気のゲーム「ライザのアトリエ」。

本作は、その記念すべきシリーズ1作目となる『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の公式コミカライズとなります。

全1巻ながらゲームのストーリーがきちんと描かれており、むしろよくここまできれいにまとめられたなという出来栄え。

原作を楽しんだ人はもれなく楽しめる作品ですが、むしろゲームをする時間がないけれど気になっているなんて人にこそオススメです。
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