桂正和、漫画『ZETMAN』続編に言及 10年間の空白に「私も大変無念」と吐露

桂正和、漫画『ZETMAN』続編に言及 10年間の空白に「私も大変無念」と吐露
桂正和、漫画『ZETMAN』続編に言及 10年間の空白に「私も大変無念」と吐露

添付されていたゼットマンのイラスト/画像は桂正和さんのXより

漫画家・桂正和さんが、SF漫画『ZETMAN』第2幕「暴きの光輪」の執筆に関して、現状を明らかにした。

『ZETMAN』第2幕「暴きの光輪」は、2014年に刊行された最終20巻で予告されていた新章。そこから現在まで約10年間、連載は止まったままとなっている。

桂正和さんは「仕事が落ち着き、デジタルに対応できるようになって、その時に私に体力が有れば、是非描きたいと思っています」「私も大変無念なのです」と綴っている。

『ZETMAN』中断の理由はアナログからデジタルへの移行

『ZETMAN』は、実写ドラマ化が発表された『ウイングマン』や『電影少女』『I”s』などで知られる漫画家・桂正和さんが、2002年から2014年まで『週刊ヤングジャンプ』で連載していた作品。

それぞれの信念と背景を抱えた2人のヒーロー、ZETとアルファスを軸に、「正義とは何か? 悪とは何か? ヒーローとは何なのか?」と、単純な勧善懲悪に疑問を投げかけるヒーロー漫画だ。

『ZETMAN』1巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)/画像はAmazonより

その第2幕「暴きの光輪」に関して、桂正和さんは「ここからエンタメ強めの展開にしたく、描く気満々だったので、予告的な事をコミックスで描いてしまいました」と説明。

一旦筆を置いたのは当時、漫画制作がアナログからデジタルへの過渡期にあり、「私がついて行けなくなったのが大きく」あったからだという。

桂正和、複雑な心境を覗かせる「やはり自分で描きたい気持ちもあり」

当初、桂正和さんは体制を整えた後再開する予定だったものの、他の仕事に忙殺され、なかなか『ZETMAN』の第2幕「暴きの光輪」に着手できなかったとのこと。

今後の執筆再開についても、「あの作品は、かなりのカロリーを使う」と厳しい様子。

「例えば、私がネーム原作で、誰かに描いてもらうパターンもとは、考えてますが、やはり自分で描きたい気持ちもあり・・・」と、複雑な心境を覗かせた。

桂正和さんは「とりあえず、忘れている訳ではない事だけ分かってください」と、連載再開を待ち侘びている読者に呼びかけている。

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