一撃必殺のカードになれるピッチャー桐山 3球勝負の夏がはじまる!
『ハイパーインフレーション』の醍醐味は、贋札の欠陥をいかに見破らせずハッタリをかますのか。バレた場合も、バレたことを逆手に取って、頭脳戦を仕掛けるといった駆け引きにありました。
そして、野球も頭脳戦です。どのタイミングでピッチャーを変えるのか? 代打・代走を送るのか? ほかにも様々な駆け引きが試合中に行われています。
そんなゲームのなかで、誰もその剛速球を打てないであろう桐山の存在は、一撃必殺のカードになり得ます。出場しなくても、ベンチに座っているだけで存在感を発揮するでしょうからハッタリにも使える。
『サンキューピッチ』ではこれから、甲子園出場に向けて、周辺高校のライバルたちとの試合が行われていくはず。彼らはすでに“野球部狩り”の驚異を知っています。
なので「あの“野球部狩り”がマウンドに立つかもしれない」。そうわからせるだけで、心理戦で優位に立てるでしょう。
……と、1話を見ただけでもこの先の試合が楽しみになる伏線が詰まっています。
住吉九さん特有の類まれなギャグセンスとキャラクターの変態性も1話から要所で感じますし、今までにない野球譚として「少年ジャンプ+」を盛り上げていくこと間違いなしです!
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